チップ製造業(木材・木製品)|フィデリ・業種ナビ

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【チップ製造業】業界動向/マーケティング情報

 チップとはパルプ(主として製紙に使われる)の原料などにする木材の細片のことである。元々紙パルプ製造の過程で生産されるものだったが、製材の廃材が利用されるようになり、木材資源合理化の一環で木材チップ生産は紙パルプ生産と分離独立、企業化されることになった。高度成長期には紙需要の急増とともにチップも生産量を伸ばした。しかし森林伐採の進行により国内資源は減少、さらに輸入チップの増加や古紙の利用増などにより、業界をとりまく環境は厳しい状況となっている。
 
原材料別木材チップ生産量(単位:千t) 農林水産省の「木材チップ統計」によると、平成16年の木材チップ工場数(製材などとの兼営工場も含む)は2106ヵ所(前年比95ヵ所減)。昭和49年のピーク時には全国に7693ヵ所あったが、30年間で5000ヵ所以上減っている。平成6年からは国の補助を受けての業界再編が行われていることもあって、事業所数は今後も減少することが予想されている。生産量は建設リサイクル法の本格施行などで減少傾向が鈍化しており、平成16年の生産量は1185万4000立方メートルと、前年比では2万6000立方メートルの減少にとどまった。解体材などの廃材や残材が原材料の7割近くを占めていることもあり、木材リサイクルに向けられる関心の高まりを今後に向けた活力にしていきたいところだ。
 ほとんどが製紙用に使用されるチップだが、最近では林間歩道などの舗装材や競走馬訓練用のウッドチップコースなどにも利用されている。リサイクルの元祖とも言える存在のチップが今度どれくらい新たな需要の開拓ができるかに、業界の未来がかかっているのかもしれない。
 
 廃材のリサイクルも多様化しており、製紙用以外最近では別の用途にも使われるようになっている。積水化学工業(株)は建築廃木材を原料としたチップから成型した木質材料の販売を開始する。密度を調節して硬度を変えることができる他、大きさの変化なども可能なため、大型の木造建築や土木用途としてのニーズに期待が高まっている。耐久年数やコストの面で不確定な部分も多いが、新たな需要の拡大という点では今後に期待出来る分野といえる。
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