木製家具製造業(家具・インテリア装備品)|フィデリ・業種ナビ

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【木製家具製造業】業界動向/マーケティング情報

 古くは弥生時代の椅子や、正倉院に収められている厨子(ずし)や箪笥(たんす)など、非常に古い歴史を持つ和家具。江戸時代後期以降になって庶民の間にも普及が始まり、全国にそれぞれの技術や製法を持った産地が生まれた。洋家具の本格的な製造が始まったのは明治時代、神戸の居留地とされており、需要が高まるにつれて製造の範囲は次第に全国各地へ広がりを見せていった。
 
木製家具製造業 事業所数の推移 (従業員数4名以上、漆塗りを除く) 経済産業省の「平成16年工業統計調査」によると、「木製家具製造業(従業者数4名以上、漆塗りを除く)」の事業者数は3738ヵ所で、平成14年の調査時より約450ヵ所少なくなっている。また、生産高も4075億円と、平成12年の5073億円から5年間で1000億円近く減少しており、市場規模は徐々に縮小しつつある。
木製家具の通関実績(単位:千万円) 熟練の技術によって受け継がれてきた伝統ある業界だけに、大量生産が難しい上に個人消費が落ち込んでいることもあって、国産商品については購買層が徐々に狭まりつつある。輸入品の攻勢は海外メーカー、国内メーカー(逆輸入)ともに年々増していく一方であり、財務省の統計によると、平成17年1〜6月における木製家具の輸出総額が約5億6700万円なのに対し、輸入総額は約726億円にものぼっている。
 
 低価格志向が進んでいる中、婚礼や入学など特別な需要への対応がほとんどである国産商品の立場はこの先ますます苦しくなるだろうが、製造コストを削減する努力に加え、耐震性やアレルギーに対する健康面の対策など、国産品の安全性を強くアピールすることによる信頼の向上が、需要へと結びつけるためのきっかけとして考えられよう。
 
 木製家具の原材料には材質が硬く、美しい木目を持つナラやブナなどの広葉樹が主として用いられている。日本はそれらの多くを輸入に頼っているが、一方でスギなど国内針葉樹を家具用製材として見直す動きが出てきている。圧縮加工することで耐久性を高め、節の部分もデザインとして使って無駄を省くなど工夫を施している。近年、林業の衰退で針葉樹が放置されていることにより森林の荒廃が問題となっているだけに、国産材を有効使用することで林業復興との相互効果が期待される。
《業界情報サイト》
社団法人 全国家具工業連合会(http://www.zkr.or.jp)
社団法人 国際家具産業振興会(http://idafij.or.jp/jp/IDAFIJ)
経済産業省「工業統計調査」
財務省(http://www.mof.go.jp)
 



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