機械玩具製造業(遊具・玩具・楽器)|フィデリ・業種ナビ

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【機械玩具製造業】業界動向/マーケティング情報

機械玩具とは、LSIを搭載した電子応用玩具や電池・電気・ゼンマイなどを可動装置とした玩具のことを指す。玩具製造業は商品が多種多様で労働集約型産業のため、小規模メーカーがほとんど。また、メーカーそのものが一貫した生産を行うのではなく、多くの下請や外注に依存する産業構造となっている。
 
玩具市場規模(単位:億円)日本はアメリカに次ぐ玩具消費国となっており、平成16年の売上高は7169億円。ゲーム機器については任天堂(株)が発売した「ニンテンドーDS」などのヒット商品が出ており、依然好調であるが、玩具業界全体を見ると少子化や消費者ニーズの変化の影響を受け、成長は鈍化している。
 
日本の玩具生産は戦後の高度成長とともに急速な発展を遂げた。年率15〜20%の成長を続け、特に輸出量の伸びが躍進を支えていた。しかし第1次オイルショック後、中国・韓国・シンガポールなどの追い上げに遭い、約60%を占めていた輸出比率は徐々に低下。平成16年の輸出額は183億円で、輸入額の1695億円と比べると実に1512億円の輸入超過となっている。製品の企画開発に関しては依然高い水準にあるが、労働集約型のため生産コストを下げるためには中国など賃金の安い労働力に頼らざるを得ず、急速に海外生産へのシフトが進んでいる。
 
玩具は企画力や開発力に加え、時代やニーズを先取りする洞察力も重要となる。「ファミリーコンピュータ」や「たまごっち」のように、ブームが起これば爆発的に売れるという特徴もあるが、大抵のケースにおいて商品のサイクルは全般に短く、メーカーは消費者の購買欲を刺激するような商品を常に開発していかなければならない。
 
ソニー・コンピュータエンターテインメントがプレイステーションの次世代機でBlu‐Rayディスクに対応した「PS3」を発売したのに続き、任天堂もブルートゥースで接続されるヌンチャク型のコントローラによって、ゲーム中の動きをプレイヤー自身が行うバーチャル色の強い操作が大きな特長の新世代ハードウェア「Wii」の販売した。高性能のDVD機能が搭載されている「PS3」に対し、ポータブルでは「DS」が好調の任天堂が据え置き型の「Wii」でどこまで応戦できるかに注目が集まったが、発売当初から国内外で順調な売れ行きを見せた「PS3」を上回る勢いで「Wii」の人気が高く、店頭に在庫が出始めた「PS3」に対して、「ニンテンドーDS」と同様に「Wii」の品薄状態は当分の間続くものと思われる。またアメリカの市場においてもゲーム機の売上は「Wii」が優勢であり、「PS3」は価格の高さもあって、マイクロソフト社の「Xbox360」にも遅れを取っている。
 
「Wii」は人間の身体の動きに対応したコントローラ操作の斬新さ、家族誰もが楽しめる親しみやすさなどが人気の要因となり、ソフトにおいても数が増えただけでなく、「DS」と同様に趣味や健康といったゲーム以外の側面でバリエーションが増えつつある点が大きな魅力となっている。操作の難しいゲームが苦手というビギナー層を取り込めたのも現状では勝因といえるだろう。「PS3」は次世代DVD機の売れ行きが思わしくないことも影響していると思われ、ソフトの売上不振も続くようであれば価格の引き下げや廉価版の発売など、抜本的な動きに乗り出す必要まであるかもしれない。「Wii」がDVD視聴機能のついた上位機の発売を早ければ07年後半にも予定していることから、「PS3」の巻き返しならびに対抗策を含めた今後の商戦の行方が注目される。
 
《業界情報サイト》
(社)日本玩具協会(http://www.toys.or.jp)
 



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