プラスチック製玩具製造業(遊具・玩具・楽器)|フィデリ・業種ナビ

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【プラスチック製玩具製造業】業界動向/マーケティング情報

 プラスチック製玩具業とはプラスチックモデルキット(プラモデル)製造業、空気入りビニール玩具製造業、そのほかのプラスチック製玩具製造業の総称。なお「プラモデル」はプラスチック製の模型などを指定商品として、日本プラモデル工業協同組合が所有する登録商標であり、プラスチックモデルの略称ではない。
 
 古くは「フラフープ」や「ダッコちゃん人形」のように、流行に売上が大きく左右される特徴がある。ヒット商品が生まれると市場は拡大し、ブームが終焉を迎えると市場は縮小する。このサイクルを5年ごとに繰り返しているのが業界の現状である。現在、プラモデルの売上げは大ヒット商品こそないものの、ユーザーの年齢層拡大もあり堅調。
 
 プラモデルはキットという組み立てることができるプラスチックの部品と組み立て説明書を紙箱に詰めたセット状態で売っていることがほとんどである。もともとはイギリス軍が車両識別の教育用に考案したもので、その後娯楽として定着した。そのためか完成品が実物に近いほど価値が高いとされる。一般に車や飛行機などを精密に縮小したスケール物とキャラクター物に分類される。ユーザーの中心は少年層で、小遣いで買える価格帯の製品がほとんど。しかし幼少期にプラモデルに親しんだ世代が、大人になっても余暇として楽しむケースが増えており、需要層は二極化へ進む傾向にある。そのため、各年齢層を満足させるような商品を常に開発していかなければならず、多品種少量生産の態勢となっている。
 生活必需品ではなく娯楽性・流行性が高いという商品特性があり、情報の収集や企画開発力の強化を怠ってはならない。またユーザー層の拡大を図るためには、作ることの楽しさを啓蒙していくことも重要となるだろう。プラモデル大手の田宮模型が、携帯電話向けの情報配信会社であるケイプと共同で出資会社を設立、モーターを搭載したプラモデル「ミニ四駆」を題材にしたメディア事業を始める。他にもインデックスタカラが共同事業を行うなど、携帯向け情報配信業と玩具関連業の企業連携が広がってきており、今後の動きから目が離せない。
 
 「ガチャガチャ」という愛称で親しまれている自販機型カプセル玩具が、ここ数年好調な売上を記録している。一般では売られていないものを取扱うプレミアム性や、必ずしも欲しい商品が手に入る訳ではないというゲーム性など、消費者を惹きつける魅力が人気につながっている。最近では大人のコレクター向けの商品や300〜500円といった高額の自販機なども登場しており、市場規模が年間300億円にまで達しているというデータもある。アイテム数や設置箇所が飛躍的に増えたことや、対象年齢層が広がったことで購買単価が上昇しているなどの理由からメインビジネスとしての認識も高まっており、関連業者においては新製品の開発や在庫管理の強化など、消費者のニーズを迅速に捉えた対応の充実化が進んでいくことだろう。
 
 一時のブームが過ぎたとはいえ、菓子にフィギュアなどのおまけを添えた「食玩」の需要は幅広い年齢層で依然根強いものがある。バンダイ江崎グリコと共同で発売した「ガンプラ付きポッキー」のように、菓子メーカーの商品にプラモデルを提供してセットで売り出すことで新たな需要の掘り起こしを狙う策などは、提携先企業とともにターゲットの需要を合理的に底上げする効果が図れる意味でも興味深い。子どもの頃に遊んだ経験の多い30代以上の男性に向けた趣味の提案として、プラモデルの人気が再燃するきっかけにもつながるといえるだろう。
《業界情報サイト》
社団法人 日本玩具協会(http://www.toys.or.jp)
日本プラモデル工業協同組合(http://business1.plala.or.jp/plamodel)
 



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