人形製造業(遊具・玩具・楽器)|フィデリ・業種ナビ

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【人形製造業】業界動向/マーケティング情報

 人形とは木や紙、土などの材料を使って人間の顔や形をまねて作ったもの。古くは祈祷をはじめとした信仰の対象として用いられるものという認識であったが、五月人形やひな人形、着せ替え人形といった子どもの玩具、さらには観賞用としての人形も徐々に普及していくようになる。さらには演劇や、浄瑠璃などの伝統芸能にも人形は使われている。
 
 業界は、高い商品企画力を持った製造卸問屋が中心的存在にあり、流通などにも強い影響力を発揮している。一部の大手製造問屋が中小部品メーカーへ発注し、その部品を組み立てて商品にするというのが大まかな流れであるが、製造工程はほとんどが手作業で、商品の良し悪しには製作を行う職人の技術力が大きく左右する。よって高度な技術を要するために技術の伝承が難しく、後継者不足に直面しているのが大きな問題として挙げられている。
 
 季節性のある商品が多く、節句人形は3月(ひな人形)、5月(五月人形)の節句の前に需要が集中する。そのほかの人形はクリスマスプレゼントなど贈答品の需要が多い。
 
 経済産業省の「工業統計調査」によれば、平成15年の出荷高(企業ベース)を見ると、節句人形が174億6800万円、日本人形・西洋人形とぬいぐるみが17億6200万円、その他の人形が32億1300万円となっている。バブル崩壊によって売上高は減り続け、苦しい状況が続いていたが、ようやく上向いてきた景気を背景に売上回復の兆しも見えている。
 
 五月人形は平成17年のNHK大河ドラマ「義経」のヒットも追い風となって売上を伸ばし、雛人形は初節句の購入だけではなく、未婚女性や子離れしたシニア世代女性の購入も目立っている。京友禅など高級織物を衣装として用いるなど高価な商品も登場しているが、少子化が進む中で子ども・孫に対して財布のひもが緩む親や祖父母が多く、高級品から良く売れる傾向があるという。また、一部メーカーが玩具メーカーと共同で人気キャラクターを起用した雛人形を製作して人気を集めるなど、節句人形の需要は根強いものがあり、今後は日本の伝統のよさを様々な形でアピールし、さらなる需要の喚起を促したいところだ。
《業界情報サイト》



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