板紙製造業(紙・パルプ・紙加工品)|フィデリ・業種ナビ

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【板紙製造業】業界動向/マーケティング情報

 板紙とは、段ボールや紙箱などの材料になる厚手の紙のことを指す。板紙の原料は9割以上古紙であり、古紙の価格動向に強く影響される。また古紙はかさばるため輸送コストがかさみ、製造業者は多くの古紙が発生する大都市の近くに集中している。
 
平成17年 板紙生産量の内訳(単位:t) 板紙の生産量は増加傾向にある。経済産業省の「紙・パルプ統計」によると、平成17年の板紙生産量は1205万トン。昭和60年の867万トンと比べて338万トンの生産量増となっている。需要の8割近くを占める段ボール用板紙の増産が著しく、特に食品用の需要増が目立つ。
 
 しかしその一方で、古紙価格の高騰にも関わらず製品価格は下落している。各企業のコスト削減努力も限界に達しており、合併・連携によって合理化を促進し、体質強化を図ろうという動きが盛んになったきた。経営不振による自主廃業や板紙部門からの撤退を表明する企業が出るなど、業界再編は急ピッチで進んでいる。平成16年には大日本紙業と日本ハイパックが合併合意を発表、業界7位の新会社ダイナパックが発足した。またトーカンパッケージングシステムと日板パッケージも平成17年に統合し、日本トーカンパッケージとして再出発した。
 
 輸出入の推移を見ると、平成16年の輸出量は、採算的に有利な国内向けが優先されたことなどにより、前年比8.4%減の23万トンと、4年連続の減少。相手国では中国が43.2%のシェアを占めている。輸入は白板紙を中心に年々増加傾向で、前年比24.0%増の33万6000トンと3年連続の増加になった。相手国はアメリカが66.7%と大半を占めている。
 
 国内市場は成熟化しており、大幅な需要拡大は期待できない。しかし包装資材のリサイクルが問題になっており、プラスチックからの代替が期待される紙器に製造を特化するなど、アジア諸国からの安価な商品と差別化を図った商品の開発に期待したい。
《業界情報サイト》
日本製紙連合会(http://www.jpa.gr.jp)
日本紙パルプ商事(株)(http://www.kamipa.co.jp)
 



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