塗工紙製造業(紙・パルプ・紙加工品)|フィデリ・業種ナビ

塗工紙製造業(紙・パルプ・紙加工品)|フィデリ・業種ナビ

業種ナビ

どんな業種も5分で理解!400種類以上の業種の解説から業界動向まで!


【塗工紙製造業】業界動向/マーケティング情報

 塗工紙とは印刷用紙の一種で、鉱物性顔料と接着剤の混合物を原紙に塗布し、乾燥させて光沢を出したもの。また塗工紙より塗工層を薄くしたものを微塗工紙という。印刷用として優れた性能を持つため、印刷・出版両業界で年々シェアを伸ばしてきた。
 
 日本製紙連合会によると、平成17年の塗工印刷用紙生産高(暫定)は515万6278トン(前年比100.8%)、微塗工紙が157万44318トン(同106%)となっている。市場は流通コスト軽減などの理由で軽量化を志向しており、微塗工紙や軽量コート紙の伸び率が大きい。また同連合会が発表した「2006年紙・板紙内需見通し」によると、平成17年の内需は685億5000万円の見込みで、個人消費の持ち直しを背景にカタログ・パンフレットなど商業印刷用向けの需要を伸ばしている。
 
 低価格を武器に日本市場でのシェア拡大を狙う中国製など輸入製品の存在もあり、コスト軽減を実現する技術革新のテンポは速くなっている。長期間劣化しない保存性の高い製品や、光沢を保ちながら速乾性を併せ持つ製品など低価格競争に負けない製品の開発を行っており、今後低成長に移行した場合でも収益を確保できる態勢作りを進めている。
 
 依然、デジタル家電やマンション、自動車などの業界をターゲットにした広告や宣伝に用いられる商業印刷向けを中心に需要は堅調だが、重油価格の高騰に加えチップや古紙の価格も上昇するなど、原燃料のコストアップにより製紙各社は相次いで製品価格の値上げを表明している。製品への価格転嫁が好調な需要に水を差す結果にならないかが懸念されるところだ。
《業界情報サイト》
日本製紙連合会(http://www.jpa.gr.jp)
 



「フィデリ・ビジネスマナー講座」 | お役立ちビジネス情報

>> ビジネスポータルサイト・フィデリ