合成洗剤製造業(化学)|フィデリ・業種ナビ

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【合成洗剤製造業】業界動向/マーケティング情報

 合成洗剤とは化学合成された表面活性剤を主体とする、石けん以外の洗浄剤。家庭用品品質表示法によると、純石けん分以外の界面活性剤が洗濯用では30%を超え、台所用では40%を超えるものと規定されている。
 
 日本での生産は第2次世界大戦後に始まり、昭和38年には石けんの生産量を上回った。日本石鹸洗剤工業会が発表した統計によると、平成17年の販売量は108万5056トン(対前年比101%)、販売金額が2599億7300万円(前年比98%)となっている。近年、需要が増加している洗濯用液体洗剤は販売量が前年比133%、販売額が同127%と大きく数字を伸ばした。市場はほぼ成熟状態にあるものの、各社で新製品の開発が進み、日用品ということもあって消費者の需要を喚起しやすい環境にある。
 
 合成洗剤業界は販売数量・金額とも一部の大手メーカーに集中しているが、その一方で中小メーカーとの併存も成り立っている。これは値段の割にかさばるため、輸送・保管コストがかかり、特定の地区に結びついた経営が可能となっているからである。
 
 洗剤は生活必需品であり、メーカーとしては確実に売上げが望める商品となっているが、スーパーの特売などで目玉商品としてたびたび売り出されるなど価格競争も激しく、販売価格の低下が激しい。
 各メーカーとも主力ブランド商品が幅広い支持を得ているが、価格低落傾向を止めるまでには至っていない。中小メーカーも売れ筋商品の類似品を生産するだけではもはや生き残れなくなってきており、独自性のある製品で差別化を図る必要に迫られている。また環境への対応も大きな課題であろう。環境保護に対する消費者の関心も高まっており、容器のコンパクト化、容器用新材料の開発など早急な対応が必要である。
 
 価格競争が激しくなる一方、海外での高級化志向の高まりにも注目が集まっている。シンガポールや香港などの東南アジアでは経済発展にともない所得水準が上昇。増加しつつある富裕層をターゲットに、高級歯磨き剤やヘアケア製品などを販売展開する動きも見られる。海外市場の開拓は自動車販売業をはじめ様々な業種で進んでいるが、この業界でも海外商品との競合を勝ち抜いてシェアを獲得できるか注目が集まる。
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