石油精製業(石油・石炭)|フィデリ・業種ナビ

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【石油精製業】業界動向/マーケティング情報

 諸外国から輸入された原油には重金属を含む多くの不純物が混ざっており、そのまま燃料として使用される用途先はごく一部に限られる。製油所と呼ばれる施設で原油に蒸留・脱硫・分解といった処理を施すことによって、ガソリンや灯油などの石油製品が製造されるのである。この一連の工程を「精製」という。
 
 石油業界はここ十数年、規制緩和によって合併、再編の流れが相次いで起こった。「特定石油製品輸入暫定措置法」(特石法)が平成8年3月に廃止されたことで、海外製品の輸入自由化による自由競争が本格的に始まり、各社は業務の再構築やコスト削減に向けた対策に動くこととなる。
 
石油精製業 年間出荷額の推移(億円) 経済産業省の「工業統計調査」によると、平成16年現在の「石油精製業」年間出荷額は約9兆6662億円(平成14年比109.7%)と大きく増加した。一応は安定を見せている市場だが、原油価格が高騰している現状では国内販売が好調であってもこの先、収益に影響が見られる可能性は否定できない。
 
 原油の高騰に加えて海外製品との競合がさらに活発化することも考えられる中での対応として、最近ではガソリンに植物を原料として作るエタノールを混ぜた自動車燃料の普及に向けた動きが進もうとしている。海外では既に実用化されている国もあり、環境への配慮も含めてメリットの多い事業であるだけに、国内においても本格的な導入が待たれるところである。
 
 さらにエタノール以上の注目を集めそうなのがGTL(Gas to Liquid)と呼ばれる代替燃料である。石油の代わりに天然ガスを精製して軽油や灯油などを作り出す技術で、製造において有害物質の発生を抑制するメリットがある。既に国内の大手企業が中東の主要設備で各工程を請け負う体制を整えており、新しい分野への進出による事業拡大とGTL燃料の国際的な普及が期待されている。
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