研削砥石製造業(窯業・土石製品)|フィデリ・業種ナビ

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【研削砥石製造業】業界動向/マーケティング情報

 研削砥石とは、解砕型アルミナや黒色炭化ケイ素などの砥粒を、結合剤と調合して高温で固めた研削工具のこと。製造法は結合剤の原料によって、レジノイド法やビトリファイド法などの違いがある。生産は多岐にわたる用途に応じる形で多品種小ロットの形態が多い。需要先は鉄鋼業・自動車・一般機械器具などが中心となっている。
 
 業界は大手と中小の格差が大きい。大手は超砥粒製品の生産にシフトする傾向にあり、中小は設備コストが比較的安く済むレジノイド法砥石を専業とするメーカーが多い。大手は大量発注を行う需要先との結びつきが強く、受注生産から直納する場合が多い。一方、中小は見込み生産を行い、販売業者経由で間接納入する場合が多く、見込みを外すと大量の在庫を抱えることになる。
 
 経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、4人以上従業員を有する事業所は110ヵ所、従業員数は4315人となっている。バブル崩壊後、需要先の加工技術向上やプラスチックなどの素材が普及したことによる砥石の需要低下、砥石の品質向上による耐久期間の長期化などの理由で生産量は減少し続けた。
 
 しかし、景気回復を背景に主な需要先である機械工業の業績が回復し、砥石の需要も増加。研削砥石工業会の発表した統計によると、平成16年の生産量は4万4867トン(対前年比104.8%)と、15年に続いて2年連続で増加した。
 成長を続ける中国を中心とするアジア諸国の製造業へ向けた高付加価値製品輸出が好調で、平成16年の輸出量は9345トンで、対前年比128.3%と大幅な増加になっている。また輸入も同122.1%の7912トンと数字を伸ばしており、安価な汎用品は輸入、高付加価値製品は国産という棲み分けが年々進行している。
 
 アジア諸国も技術力を向上させており、日本製品が優位に立つ高付加価値製品の分野でもシェアを拡大してくる可能性は否定できない。今後は各業界で開発の進む新素材に対応できる研削砥石の開発を行い、他国の追随を許さない製品を市場に送り出したいところだ。
《業界情報サイト》
研削砥石工業会(http://www18.ocn.ne.jp/%7Etoishi/index.htm)
ダイヤモンド工業協会(http://www.alles.or.jp/~idajapan/)
経済産業省「工業統計調査」
経済産業省「窯業・建材統計」
 



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