石工品製造業(窯業・土石製品)|フィデリ・業種ナビ

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【石工品製造業】業界動向/マーケティング情報

 最もポピュラーな石製品といえる墓石をはじめ、建築や造園、彫刻などの工芸品といった様々な分野で、石を使った製品や材料が活用されている。かつては地元で採掘した原石を独自の工法で加工する、いわば地場産業的な方法が多くを占めていたが、原石採掘量の減少によって最近では海外の安価原石を輸入するケースが増えている。
 
 経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、従業員4人以上有する事業所は1364ヵ所、従業員数は1万1923人となっている。零細規模の事業所が多く、全体の約7割が従業員10人以下である。安価な輸入品の増加と不況の影響で需要は減少しており、年間出荷額は1501億8200万円。平成11年比63.4%という厳しい状況だ。同業界は元々利益率が高く、自己資金を切り崩してやりくりしながら操業するメーカーも多かったが、長引いた不況で体力を失い、倒産・廃業を余儀なくされるメーカーも出てきている。
 
 海外から石材でなく製品としての輸入が急増し、現在では全体の80%が海外製品である。国内の加工業者は厳しい状態を強いられ、国内産業の空洞化が危惧されている。この状況を打開するためには、直販店経営による流通コスト削減や、字彫りや改装など高収益分野への経営多角化を行うことも必要となってくる。
 
 そんな中、一部の墓石販売業者には墓地掃除の代行など墓参関連サービスを手がけるところも出てきている。墓地が遠隔地にあるため手入れになかなか赴くことの出来ない人や、高齢のため草刈りなどの作業が負担になる人たちに好評で、利用者が増加している。高齢化社会の到来で将来的に市場は拡大していくと考えられるが、他業種からの参入もあるため競争の激化が予想される。今後は多様化するニーズに対応した幅広いサービスの提供で需要を取り込みたいところだ。
《業界情報サイト》
全国建築石材工業会(http://www.kenchikusekizai.org/index.html)
経済産業省「工業統計調査」
 



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