ガラス製品製造業(窯業・土石製品)|フィデリ・業種ナビ

ガラス製品製造業(窯業・土石製品)|フィデリ・業種ナビ

業種ナビ

どんな業種も5分で理解!400種類以上の業種の解説から業界動向まで!


【ガラス製品製造業】業界動向/マーケティング情報

 ガラス工業は板ガラス製造、ガラス製品製造、ガラス繊維製造に大別される。ガラス製品にはガラス基礎製品(ガラスパイプなど)、理化学・医学用ガラス、ガラス製容器類(飲料用瓶など)、台所・食卓用品などがある。多種多彩な製品があり、メーカーは各社の得意とする分野で多品目少量生産を行っている。国内では明治時代より製造が始まり、当初は人間が直接息を吹くことで形を整える「手吹き円筒法」が主流であったが、吹く工程を機械で行えるようになってから大量生産が可能となり、市場も徐々に広がっていった。
 
 企業規模は一部の大手ビール系自動製瓶業者を除くと、大半が中小または零細規模である。経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、4人以上の従業員を有する事業所は336ヵ所、従業員数は1万2426人となっている。
 
 また同省の「窯業・建材統計」によると、平成16年のガラス製品出荷額は3495億9700万円(対前年比94.9%)となっている。品目別では、主力のガラス容器類が1507億2900万円(同101.4%)と、長年続いた減少傾向にようやく歯止めがかかった。嗜好・滋養飲料用びんが106億7900万円(同94.4%)と数字を落としたが、販売好調の焼酎向けが牽引した酒類用びんは461億8400万円(同108.1%)と、増加の幅も大きい。その他では理化学・医療用が68億4200万円(同241.4%)、その他ガラス製品が388億5300万円(同124.4%)となり、特に薄型ディスプレイ向けの粉末ガラスが需要を伸ばしている。
 
 平成16年の輸出総額は858億2567万円(同113.8%)となり、特に理化学・衛生用が49億2792万(同141.9%)と成長を見せている。輸入総額は619億1322万円(同110.6%)となったが、こちらはガラス製信号用品が166億9636万円(同142.4%)と大きく数字を伸ばしている。
 同業界は成熟化しており、各メーカーとも新分野への進出を模索しているがまだ市場規模は小さい。しかし需要を順調に伸ばしている分野もあり、関連各業界の業況に関係する部分が大きいことも特徴として挙げられるだろう。今後も高い技術を生かした高付加価値商品を開発し、需要拡大につなげたいところだ。
 
 便器の素材にはこれまで陶器が主に用いられてきたが、アクリル樹脂主体の有機ガラス系素材を使用した便器が登場し、注目を集めている。陶器製便器は優れた強度を持つが、水垢や汚れが付着しやすいという欠点があった。水族館の水槽などでも使用されている有機ガラス系素材は、撥水性に優れ汚れがつきにくいためトイレ掃除の手間が大幅に軽減されるという。金型を用いて製造でき、高精度かつ自在に加工できるという特徴もあり、各社こぞって高機能製品を発表して競争が激化する中でのシェア拡大が期待される。
《業界情報サイト》



「フィデリ・ビジネスマナー講座」 | お役立ちビジネス情報

>> ビジネスポータルサイト・フィデリ