コンクリート製品製造業(窯業・土石製品)|フィデリ・業種ナビ

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【コンクリート製品製造業】業界動向/マーケティング情報

 コンクリート製品にはヒューム管・コンクリートパイル・建築用コンクリートブロック・ALCパネルなどがある。重量の重い製品が多く、輸送コストとの兼ね合いから、工場の立地は各地方に分散。販売エリアも周辺に限られるため、業績は販売エリア内の公共事業や民間設備投資に大きく左右される。
 
 経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、4人以上の従業員を有する事業所は2283ヵ所、従業員は4万7472人となっている。大半の取扱製品が公共工事で使用されるため、昨今の公共工事抑制の流れは大きな痛手となっている。
 
 経済産業省の「窯業・建材統計」で主要製品別に出荷量の推移を見ると、平成17年のヒューム管(キーワード参照)出荷量は65万トン。ピーク時の243万トン(平成4年)に比べて約4分の1にまで出荷が落ち込んだ。理由としては下水道普及率が上がり、ヒューム管自体が小径化し、出荷トン数が減少したことが挙げられる。ビルやマンションの基礎工事に使用するコンクリートパイルの出荷量は349万トン。こちらもピーク時の811万トンからは約40%の水準まで出荷が落ち込んだ。
 
 今後も公共投資抑止の傾向は続くと予想される。また建設業界からのコストダウンの要求も強くなっていることから、各メーカーとも人員削減や工場・営業所の統廃合を余儀なくされている。これからは需要先のニーズの多様化に対応した高付加価値製品の開発と、新たな需要分野の開拓に活路を見出したい。
 
 建築物に関する情報を完成後でも手に入れられるようにする技術の1つとして、コンクリートにICタグを埋め込み、専用のリーダで生産日や材料、品質などのデータをチェックできるシステムが話題となっている。入手した情報は音声による読み上げも出来ることから、「しゃべるコンクリート」とも呼ばれている。外部から情報を入手するユビキタス技術の活用例となり、強度試験の簡素化などにも効果を発揮する技術として注目されているだけに、耐震強度の偽装や違法建築などの問題に絡んだ顧客の不安を解消する役割も期待できる。タグ自体の耐用度や情報の管理体制といった課題への対応を考えつつ、実用化が待たれる。
《業界情報サイト》



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