肉用牛生産業(農業)|フィデリ・業種ナビ

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【肉用牛生産業】業界動向/マーケティング情報

 平成3年に牛肉の自由化が始まり、市場においては輸入肉の流通が活発となったが、高い品質を持つ国産牛に対する消費者の信頼は揺らぐことがなく、大きな消費の落ち込みも見せずに現在まで推移している。平成13年に発生したBSE問題は、長期間アメリカからの牛肉輸入が停止するなどの影響をもたらし、国内市場に与える打撃も大きいものとなった。
 
 飼養戸数は近年減少が続き、平成17年では約9万戸まで激減している。飼養頭数は平成6年の297万頭をピークに減少し、平成17年では274万頭となっている。
 
肉用牛の飼養動向(単位:千頭)
肉用牛の飼養戸数の推移(戸)
 
 牛肉の消費が順調に推移しているにもかかわらず生産頭数が減少しているのは、関税の引き下げによる輸入肉の増加に起因するところが大きい。低コストの輸入肉との差別化を図るためは、高品質を維持しながらのローコスト経営が求められるが、ローコスト経営のための飼料資源の見直し等は課題の一つである。また、排泄物の管理不徹底による環境問題も顕在化しており、早期の対応課題として挙げられる。さらにはBSE感染が国内で再び起こる可能性も否定できないため、特に衛生面や健康面の管理についてはよりいっそう気を配る必要があるだろう。
 米国産牛肉の禁輸解除後も安全性に疑念を抱く消費者は多く、飲食業界やスーパーなどの小売業者も取り扱いに慎重となっている。そんな中、一部の食肉業者は需要の高い国産牛肉の生産拡大を支援する仕組み作りに乗り出している。生産者が仔牛の導入や育成にかかる経費に対して、在庫商品を担保に融資を受ける「動産担保融資制度」を利用する場合に、担保となる肉用牛の状態や品質などをチェックして資産価値を適切に評価する業務を請け負う。動産担保融資は担保の価値判断が難しいが、知識やノウハウを持つ食肉業者が評価を下すことで金融機関も融資をしやすくなるため、生産者の資金調達機会が広がり、国産牛の増産に繋がることが期待される。
《業界情報サイト》
中央畜産会(http://cali.lin.go.jp)
社団法人 全国肉用牛振興基金協会(http://www.nbafa.or.jp)
畜産ZOO鑑(http://zookan.lin.go.jp)
農林水産省(http://www.syokuryo.maff.go.jp)




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