鉄鋼シャースリット業(鉄鋼)|フィデリ・業種ナビ

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【鉄鋼シャースリット業】業界動向/マーケティング情報

 シャースリット業とは、コイル状の薄板や中厚板を連続切断機械にかけて、需要先や特約店が希望する大きさに切断するコイルセンターと、板状の薄板や厚板をシャーリング機械にかけて同様な加工をするシャーリング業者の総称。鉄鋼メーカーや需要先の様々な機能を代替しており、流通構造上欠かすことのできない存在となっている。  
  
 経済産業省の「平成16年 工業統計表」によると、シャースリット業で従業員4人以上有する事業所は1498ヵ所、従業員数は2万8408人。バブル崩壊後は受注の減少が続き、平成13年には出荷額1兆5000億円を割り込んだが、回復基調の景気を背景に出荷額も上昇に転じ、平成16年の出荷額は1兆5987億2300万円となっている。  
  
 シャーリング業は建材用の低調を製造業向けの好調で補う傾向が続いている。建材は橋梁用が大型物件の発注減で需要が落ち込んでいる。一方、建機・造船向けが絶好調。鉄道車両・重電機用も輸出が好調で需要は堅調に推移している。  
  
 コイルセンターが切断加工して需要各業界に供給する鋼板量は、ピーク時の平成2年には2340万トンを記録し、国内全鋼材需要量(7640万トン)の30.6%を占めた。しかし、自動車メーカー、電機メーカーを中心に生産拠点の海外移転が進行し、国内の薄板需要は伸び悩んでおり、加工量、出荷量は低迷、平成16年の出荷実績は1742万トンとなっている。  
  
 高度化・多様化する需要先からのニーズに対応するためには良質な人材の確保と、加工設備の新鋭化が不可欠。しかし、近年では若年労働力の製造業離れが進み、3K職場であるシャースリット業にとって、人材の確保は容易ではない。そのため生活職場環境全般の改善や、外国人労働者や中高年の積極的な雇用が急務となっている。   
《業界情報サイト》
(社)日本鉄鋼連盟(http://www.jisf.or.jp/index.html)  
全国厚板シヤリング工業組合(http://www.zsk-net.com)  
全国コイルセンター工業組合(http://www4.ocn.ne.jp)  
経済産業省「工業統計調査」  
  

【業界キーワード】

◆◆ シャーリングマシン ◆◆  
圧延された鋼材を適当な長さ・幅にせん断するための機械の総称。  
◆◆ 自動ガス型切断機 ◆◆  
曲線を含む様々な形状にせん断できる機械。アイトレーサーやプラズマ切断などの種類がある。  



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