ダイカスト製造業(非鉄金属)|フィデリ・業種ナビ

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【ダイカスト製造業】業界動向/マーケティング情報

 溶融金属を精密な金型に圧入し、高精度で鋳肌に優れた鋳物を大量に生産する鋳造方式をダイカスト製法と呼び、主にアルミニウムや亜鉛などの非鉄金属鋳物を製造する場合に使用される。ダイカストの金型は熱間工具鋼などで作られ、1つの金型で数万回繰り返して使用することが可能なために生産性が高く、なおかつ高精度な製品を製造できるため、自動車業界を中心に需要が高まっている。  
  
 経済産業省の「平成16年 工業統計表」によると、4人以上の従業員を有する事業所数は685ヵ所、従業員数は2万1812人である。一部の大手メーカーを除いて中心は受注生産であり、受注先や製品問屋への従属性が高い。  
  
 また、原材料であるアルミニウム2次合金(スクラップからの再生地金)や亜鉛合金・マグネシウムは市況品で価格の変動が大きい。近年世界中で非鉄金属の需要が高まり、価格が上昇しているが、製品への価格転嫁はほとんど行われず、メーカーは生産コストの削減を行うなど対応に苦慮している。  
  
 日本ダイカスト協会の発表した統計によると、平成17年におけるダイカスト全体の生産量は106万4764トン(対前年比108.1%)と、初めて100万トンを突破した。軽量化を進める自動車部品用が86万7626トン(同109.9)%と好調で、平成元年の49万8388トンから飛躍的に生産量を伸ばしている。  
  
 主要需要先である自動車・一般機械製造業が海外での生産へシフトする傾向にあり、汎用品については現地調達を行う割合が高まっているが、高付加価値品に関しては依然国産品が高い信頼を得ている。  
  
 今後は世界トップレベルを誇る金型製造業などダイカスト製造にかかわるメーカーが一致団結して高機能製品を開発し、他国製品との差別化を図りたい。また素形材の提供だけでなく、フリーアクセスフロアパネルなど完成品を製造することで、特定の需要先に依存するリスクを軽減していきたいところだ。  
  
《業界情報サイト》
(社)日本ダイカスト協会(http://www.diecasting.or.jp/menu.html)  
経済産業省「工業統計調査」  
  

【業界キーワード】

◆◆ フリーアクセスフロア ◆◆  
オフィスなどで、床の下に電気や電話などの配線を張り巡らした際に、これを納める空間をつくる二重床のこと。  
◆◆ 亜鉛ダイカスト製品 ◆◆  
亜鉛合金を材料に生産されるダイカスト製品。気密性が高く、電気メッキも簡単にできるため用途が広く、アルミニウムダイカストに次いで生産量が多い。キャブレーターボディーなどの自動車部品や電気機器のフレーム、ガス器具などに使用される。  



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