ブリキ缶・その他めっき板等製品製造業(金属製品)|フィデリ・業種ナビ

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【ブリキ缶・その他めっき板等製品製造業】業界動向/マーケティング情報

 缶は丈夫で水分を通さず、腐敗を防ぐ効果もあるなど、日常生活において大きな役割を果たしている便利な製品である。缶の製造は主に「ドラム缶」、一斗缶とも呼ばれる「18リットル缶」、缶ジュースや缶詰などの「食缶」、薬品や塗料など幅広い用途の「一般缶」に分けられる。使用する素材は主に薄い鋼板に錫(すず)をめっきしたブリキで、そのほかクロムや合成樹脂塗料を塗布したものもある。  
  
ブリキ缶・その他めっき板等製品製造業 事業所規模 経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、従業員を4人以上有する事業所は301ヵ所、従業員数は1万2243人。少数の大手を除けばほとんどが中小や零細で、最終製品の製造を行うメーカーから大手の下請け的な性格のメーカーまで業態は幅広く、工場は飲料缶・ドラム缶・食缶など種類によって分散して立地している。  
  
 主要製品は缶詰や飲料用である食缶だが、経済産業省の「工業統計調査 品目編」によると、平成12年の109万2529トンから15年には75万2552トンまで減少している。省資源化の動きや、需要先の輸送コスト軽減などの理由でプラスチック・紙製容器に需要が移行している他、缶飲料については軽量のアルミ素材が現在では広く普及しており、将来的に見ても状況はかなり厳しいといえる。ニーズの多様化や安全性の向上に対応できる新しい素材の導入や製品開発によって需要を喚起したい。  
  
 ドラム缶や18リットル缶については、光や空気から完全に密封でき、内容物の劣化防止や耐久性に優れるため、塗料・化学部門の業者を中心に、他の容器にシフトすることもなく需要は今後も堅調に推移していくことだろう。需要先からの小ロット生産の要望に応えられる体制を確立し、中小の業者に対して安定した供給を持続できるかどうかが当面の課題ではないかと思われる。  
  
 亜鉛をめっきした鋼板の表面を合成樹脂塗料で加工したカラー鋼板の需要が伸びており、卸価格も上昇傾向が見られている。カラー鋼板はトタン屋根や外装といった、主に建築用として使われることの多い資材だが、住宅用に限らず設備投資の関連など様々な用途で需要が増えているという特徴がある。今後も需要は好調なまま推移すると見られており、メーカー側のさらなる値上げにも対応できる市場環境となりそうな気配である。  
  
《業界情報サイト》

【業界キーワード】

◆◆ ドラム缶 ◆◆  
石油や化学薬品などの輸送用や貯蔵用に使用される円筒形容器。薄鋼板で作られる。天板を固定した密閉缶と取り外したオープン缶がある。  
◆◆ ペール缶 ◆◆  
ドラム缶につるなどを付けて運びやすくした缶。  
◆◆ 食缶 ◆◆  
飲料用と食料品用に分かれる。素材にはスチールやアルミが使用される。  
◆◆ 18リットル缶 ◆◆  
一斗缶や石油缶とも呼ばれる角形容器。天板に充填穴があり、素材はクロムなどを塗布した表面処理鋼板が主。  
◆◆ 一般缶 ◆◆  
食缶・18リットル缶以外の小型容器の総称。食品・化学薬品・塗料などに大別される。  
◆◆ シーリングコンパウンド ◆◆  
缶詰の二重巻き締め部に用いるゴム状で弾性のある密封材料のこと。  



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