作業工具製造業(金属製品)|フィデリ・業種ナビ

作業工具製造業(金属製品)|フィデリ・業種ナビ

業種ナビ

どんな業種も5分で理解!400種類以上の業種の解説から業界動向まで!


【作業工具製造業】業界動向/マーケティング情報

 作業工具はねじる、しめる、たたくといった手作業用工具の総称。レンチ、スパナ、プライヤ、ペンチ、ニッパー、ドライバーなどを指し、切削・電動工具は含まない。需要先は自動車・電気機械などの機械工業や、土木・建設工事といった産業用だけでなく、乗用車への搭載や日曜大工向けなど多岐にわたり、品種・サイズともに種類が多い多品種生産が主となっている。  
  
 鍛造・熱処理・機械加工など異質な製造工程を経て製造されるため、元請とそれぞれの専業下請が集まり、産地を形成。東大阪を中心とする大阪府と新潟県の三条市周辺が2大産地となっている。国内の販売経路は産業用大口需要家向けと金物店・工具店向けがあり、大阪は一般産業用の取扱い量が多いために機械工具問屋、三条は一般家庭用が多いために金物問屋との取引が多い。  
  
 戦後、国内需要の増加に加え、海外への輸出が好調で市場を拡大したが、韓国・台湾などの安価な製品の台頭で、次第に国際競争力を失っていった。昭和50年代初頭には80%にものぼった輸出比率も現在では4割弱まで低下。内需中心の生産へのシフトを余儀なくされた。  
  
 国内市場も汎用品を中心に輸入が増え、シェアを年々拡大。国産品の生産量は減少傾向が続く。経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、4人以上の従業員を有する作業工具製造業(やすりを除く)の事業所数は174ヵ所、従業員数は4218人となっている。需要の減少や後継者不足などの理由で零細メーカーを中心に転廃業が相次ぎ、事業所数は平成4年の332ヵ所からほぼ半減。生産量も627億8700万円で、平成4年から約47%減と厳しい状況が続いている。  
  
 技術力への信頼は高く、高機能製品の需要は手堅い。そのため、利益の期待できる製品に製造を特化していく必要がある。業界では、輸送機器関連部品や医療機器など新分野進出への取り組みも行われており、消費者ニーズの多様化に対応した商品開発が求められている。  
  
《参考サイト》

【業界キーワード】

◆◆ レンチ ◆◆  
ボルト・ナット・鉄管などをねじって回すための工具。ネジで開口部を調整できるモンキーレンチやソケットレンチなどがある。  
◆◆ スパナ ◆◆  
てこの原理を利用し、ボルトの頭やナットを回す工具。  
◆◆ プライヤ ◆◆  
ペンチに似た形の工具で、物をつかんだり、はさんでひねったりするのに用いる。  
◆◆ ニッパー ◆◆  
電線・針金などを切断するために用いる工具。  



「フィデリ・ビジネスマナー講座」 | お役立ちビジネス情報

>> ビジネスポータルサイト・フィデリ