農業用機械製造業(一般機械器具)|フィデリ・業種ナビ

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【農業用機械製造業】業界動向/マーケティング情報

 農業用機械は稲作用、畑作用、果樹園芸用などに分類され、農作業の工程別にトラクタ、コンバイン、バインダ、田植え機など各種機械がある。戦後、農業の機械化は急激に進行し、農業従事者の労働負担の軽減に貢献してきた。  
  
 近年、農業政策の変換や農家の後継者難などで国内の農家数は減少し続けており、農業用機械製造業の事業所数も減少基調。経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、従業員を4人以上有する事業所数は837ヵ所、従業員数は3万0984人となっている。  
  
 国内需要の飛躍的な伸びは期待できないため、メーカーは輸出に力を入れている。日本農業機械工業会の統計を見ると、平成17年の生産実績は5353億9500万円(対前年比104.8%)、輸出実績は2251億3080万円(同112.3%)。トラクタを中心としたアジア・中近東向けが好調だ。  
  
 他業種と比較すると比較的固定客が多く、各メーカーとも顧客を囲い込むため、農業界の現況や新製品の情報などを迅速かつ的確に伝えることが重要になる。また販売だけではなくアフターケアも重要で、顧客のもとへ足しげく通うことでコミュニケーションを密にし、機械の故障があった場合も迅速に対応できる態勢作りも必要である。  
  
 国内の農業従事者は今後も減少が続き、高齢化も進む。そのため、労働負担を軽減することができ、多様化するニーズに対応する高機能製品の開発を行うことで需要を喚起したいところだ。  
  
 食品の安全性への関心の高まりなどを受け、家庭菜園がブームとなっている。趣味と自給自足の実益を兼ねた自家製野菜の栽培は以前から注目を集めてきたが、平成19年から始まる団塊世代の大量退職により今後は中高年の愛好者がさらに増えると予想される。  
  
 家庭菜園向け農機の需要も伸びてきており、各農機メーカーは安価で操作が簡単な小型農機を市場に投入し、激しいシェア争いを繰り広げている。定年後の生きがいや健康増進にも役立つことなどをアピールし、ブームの定着を狙いたいところだ。  
  
《業界情報サイト》
日本農業機械工業会(http://www.jfmma.or.jp)  
経済産業省「工業統計調査」  
  

【業界キーワード】

◆◆ トラクタ ◆◆  
農耕機械類をひくために強力なエンジンを備えた作業用自動車。  
◆◆ コンバイン ◆◆  
作物の刈り取り・脱穀・選別を同時にする機械。  
◆◆ バインダ ◆◆  
米や麦などを刈り取って自動的に束ねる機械。  



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