建設機械製造業(一般機械器具)|フィデリ・業種ナビ

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【建設機械製造業】業界動向/マーケティング情報

 建設機械とは、土木・建築の作業に使われる機械の総称。工事内容や工程により多種多様に機種は分かれ、主要な機種にはブルドーザ・油圧ショベル・クレーンなどがある。以前はブルドーザが主力機種だったが、昭和50年頃を境に工事の中心が産業基盤整備から生活関連整備へと移行、ショベルにウエイトが移った。現在、ショベル、ブルドーザにホイールローダを加えた土木施工機械の割合は生産量の6割を超え、建設用に用いられるクレーンは約1割強となっている。  
  
 業界は量産・組み立て型の産業形態。高度な生産技術や大規模な設備を必要とする場合が多く、全国的な販売網とメンテナンスシステムを構築しなければならないこともあり、大手メーカーのシェアが高い業態となっている。業界の構造は完成品メーカーと部品加工メーカーに分かれる。経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、4人以上従業員を有する建設機械・鉱山機械製造業の事業所数は1182ヵ所、従業員数は4万1895人。生産額の大半を完成メーカーが占め、下請けの部品加工メーカーは淘汰が続いており、厳しい状況だ。  
  
 日本経済の高度成長に伴う建設投資に支えられて成長し、その後、石油危機やバブル経済の崩壊、アジアの経済危機などにより長期にわたり低迷を続けてきた。しかし景気回復を背景に、需要も回復基調。国内向けは公共工事が低調に推移するものの、民間設備投資の増加を背景に、建設用クレーンなどの更新需要が継続。海外向けは輸出金額の大きい油圧ショベルを中心に好調だ。日本建設機械工業会では平成17年度の出荷金額を、5年連続増の1兆8395億円(対前年比9%増)と予測している。  
  
 日本建設機械工業会によると05年の出荷金額は1兆8262億円(前年同期比14.0%増)。内訳を見ると内需は7427億円(同6.5%増)、外需は1兆0835億円(同19.7%増)と大幅な伸びを示した。06年も引き続き好調で、出荷金額は1兆9788億円とバブル期の90年を凌ぎ、過去最高を記録する見通しとなっている。  
  
 国内の公共投資が抑制される傾向は続くと予想されるが、民間設備投資が引き続き好調で内需はしばらく堅調に推移しそうである。外需は北米や中国、中東向け輸出が成長を続けている。コマツはインフラ整備や鉱山開発が急ピッチで進む中国へ研究開発の拠点を設ける準備を進めており、ユーザーニーズに素早く対応するため研究から販売までの一貫した体制作りを進める。またロシアでも鉱山開発が活発化しており、建機需要が急増。三井物産がコマツの同国代理店に資本参加し販売を開始した。  
    
 06年の輸出比率は65%に達すると見られ、今後も市場を海外に求める傾向が続くと予想される。各国で異なるニーズを的確に把握し、高機能な製品の開発を行い、他国製品との差別化を図ることで需要を喚起したいところだ。  
  
《業界情報サイト》
(社)日本建設機械工業会(http://www.cema.or.jp/general)  
経済産業省「工業統計調査」  
  

【業界キーワード】

◆◆ ブルドーザ ◆◆  
トラクターの前面に排土板を取り付けたもの。土の運搬・排土・削土・地ならしなどを行う。  
◆◆ 油圧ショベル ◆◆  
アタッチメントの付け替えによって様々な用途に使われる。アタッチメントにはコンクリート構造物を破壊することなどに使うブレーカ・強力な電磁石により磁性のあるものを吸い付けるリフティングマグネットなどがある。  



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