金属工作機械製造業(一般機械器具)|フィデリ・業種ナビ

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【金属工作機械製造業】業界動向/マーケティング情報

 金属工作機械とは切削・研削などにより、金属を加工する機械のことで汎用機と専用機に大別される。自動車や電気機器などを生産する機械であるため、需要先の景気や設備投資の状況に生産は大きく左右される。  
  
 経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、4人以上の従業員を有する事業所数は660ヵ所、従業員数は4万1775人。中小規模のメーカーが大半である。特定のメーカーが高いシェアを占める一部の専用機もあるが、MC、NC旋盤などの汎用機は生産しているメーカーも多く、シェア争いがし烈だ。  
  
 受注額のピーク(1兆1306億円、日本工作機械工業会調べ)を迎えた平成9年以降、景気低迷から各需要先が設備投資を控え、受注額は大幅に減少。平成14年には6758億円とピーク時の約6割にまで低迷した。しかし、主要需要先の自動車製造業などが業績を回復したことにより、金属工作機械製造業も需要を大きく伸ばし、平成16年には対前年比145.2%の1兆2361億円と、昭和62年時を上回る受注額となった。平成17年も受注を伸ばし、過去最高を更新する1兆3632億円(同110.3%)と好調をキープしている。  
  
 今後、業界全体で中長期にわたって安定した利益を確保できる方策を考える必要がある。中国を中心にした安価な製品と差別化を図ることができる高機能製品の開発や、精度の高い製品を生産できる次代の技術者の育成を怠ることはできない。またアメリカやアジア諸国でのシェアをキープするため、アフターサービスの充実などきめ細やかなサービスでさらなる販路の拡大を狙っていきたいところだ。  
  
 受注額の波が激しいため、積極的な設備投資には慎重なメーカーが多いが、世界的な原油高を背景に石油業界向けなどの需要が好調。業界最大手のヤマザキマザックの米国工場ではラインをフル稼動させても生産が追いつかず、米国工場の設備増強に踏み切った。また鉄鋼業界向けなど他分野での需要も好調で、設備投資の機運が再び高まる可能性は高いと考えられる。  
  
 大手を中心に中国やインドなど需要が伸びている国への販売会社設立や販路の確立が活発化している。自動車関連産業からの受注に伸び悩みの兆候があるなど、今後国内市場は頭打ちになると見られており、各社ともより一層市場を海外に求める傾向が強くなると予想される。現在日本の工作機械は世界シェア3割を誇るが、韓国・台湾などの追い上げも激しいため、さらなる品質向上とユーザーのニーズに素早く的確に対応するサービス体制の強化が必要となってくる。  
  
《業界情報サイト》
(社)日本工作機械工業会(http://www.jmtba.or.jp)  
日本工作機械販売協会(http://www.nikkohan.or.jp)  
経済産業省「工業統計調査」  
  

《主な上場企業サイト》

(株)ツガミ 【東証1部】(http://www.tsugami.co.jp/)  
オークマ(株) 【東証1部】(http://www.okuma.co.jp/)  
(株)牧野フライス製作所 【東証1部】(http://www.makino.co.jp/)  
(株)森精機製作所 【東証1部】(http://www.moriseiki.co.jp/)  
豊和工業(株) 【東証1部】(http://www.howa.co.jp/japan/index.html)  
OKK(株) 【東証1部】(http://www.okk.co.jp/)  
(株)オーエム製作所 【東証1部】(http://www.omltd.co.jp/)  
エンシュウ(株) 【東証1部】(http://www.enshu.co.jp/enshu2/index.html)  
ファナック(株) 【東証1部】(http://www.fanuc.co.jp/)  
スター精密(株) 【東証1部】(http://www.star-micronics.co.jp/)  
(株)滝澤鉄工所 【東証2部】(http://www.takisawa.co.jp/)  
(株)岡本工作機械製作所 【東証2部】(http://www.okamoto.co.jp/)  
(株)日平トヤマ 【東証2部】(http://www.nippeitoyama.co.jp/)  
浜井産業(株) 【東証2部】(http://www.hamai.com/)  
高松機械工業(株) 【東証2部】(http://www.takamaz.co.jp/index.htm)  
倉敷機械(株) 【東証2部】(http://www.kuraki.co.jp/)  
(株)ヤマザキ 【ジャスダック】(http://yamazaki-iron.co.jp/)  
  

【業界キーワード】

◆◆ 旋盤 ◆◆  
工作物を主軸に固定して回転させ、往復台上にある刃物を前後左右に動かし、軸対称状に切削する工作機械。工作機械の中で最も多く用いられている。  
◆◆ フライス盤 ◆◆  
フライスカッタ(円形刃物)を定位置で回転させ、送られてくる工作物を切削する工作機械。縦フライス盤・横フライス盤に大別される。  
◆◆ 研削盤 ◆◆  
砥石車を高速で回転させ、工作物に精密な研磨仕上げを行うことのできる工作機械。グラインダーともいう。  
◆◆ NC(Numerical Control)工作機械 ◆◆  
NCデータ(数値によって制御されたデータ)の命令によって、物を回したり止めたり、油を出したり止めたり、工具を交換したりすることができ、代表的なものに、マシニングセンタ、NC旋盤、NC研削盤がある。数値制御工作機械ともいう。  
◆◆ MC(マシニングセンタ) ◆◆  
複数の切削加工が同じ機械で行えるフライス盤系の自動加工機の総称。ツールマガジンと呼ばれる切削工具の格納場所があり、自動的に工具を交換することができるため、複数の切削加工が可能。加工費を節約できて加工精度も高く、1台で加工を完結できるという利点を持つ。  
  

【この業界に強いソフトウェア】

b>ダイヤモンド富士ソフト株式会社  
VALSRV/電脳工場(http://www.dandf.co.jp/product_service/product/denno01.html)  
電脳工場は、加工・組立・プロセス生産を行っている中堅・中小製造業向けの統合型生産情報管理システムです。生産管理の立案、受注、出荷、資材所要量計画( MRP or 部品手配入力) 、発注、受入、在庫、負荷、進捗から原価にいたる『ものづくり』情報を管理します。また生産管理システムでありながら、請求・売掛管理や支払・買掛管理、販売分析などの製造業向け販売管理機能も標準装備したシステムとなっています。   
お問合せ先:ダイヤモンド富士ソフト株式会社 ビジネスイノベーションオフィス  
tel:03-5769-2863  e-mail:bio@dandf.co.jp



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