歯科診療所(医療・福祉)|フィデリ・業種ナビ

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【歯科診療所】業界動向/マーケティング情報

医療法上「診療所」と定義づけられるものの中で、歯科に限っては「歯科診療所」という独立した区分けとなっている。厚生労働省の調査によると平成16年の歯科診療所数は6万6557ヵ所で、毎年その数は増えている。また、その内の9割近くが個人による開業なのが特徴的である。しかし立地については地域ごとの格差が大きく、大都市の人口密集地域ほど歯科診療所の競合が激しくなっている。
  
通常、歯科の治療は痛みを伴うイメージが強く、患者が診療所を選ぶ基準においては歯科医師の技術という要素が大変大きくなる。また近年ではレーザー治療や無痛の麻酔など、患者に苦痛を与えない治療技術の発達が目覚ましく、良い設備を備えている診療所に患者が集まる傾向も強くなっている。口コミによって評判が広がる場合が多いが、ホームページを使って治療方針や設備の紹介をして集客に結びつける努力をしている診療所も増えており、診療所の増加に伴った競合もこの先激しくなっていくと思われる。
  
また最近では一般歯科に加えて、悪い歯並びや噛み合わせを正しく直す矯正歯科や、人工の歯根を埋め込んで入れ歯以上の噛み合わせができるようにするインプラント治療を診療科目に取り入れる診療所、あるいはそれらを専門とした診療所も多くなっている。いずれも現在は保険の適用外とされているが、この先の需要が高まることで保険適用の対象となる動きが出れば、歯や顎に関する総合的なメンテナンスを行う医療機関としての新たな方向性にも注目できる。
  
患者の体力的、精神的負担を大きく軽減する治療法として、麻酔を使わず、患部を大きく削ることなく薬剤のみで虫歯を治す「3Mix-MP療法」が徐々に普及を見せている。殺菌作用を持った3種類の抗生物質を軟膏と混ぜ合わせ、う蝕した歯に塗布することで患部を無菌化して歯の組織再生も促すというものであり、この治療法を導入する歯科医の数も徐々に増えている。痛みを伴わないことから患者のニーズが高い治療法ではあるが、まだ学会から容認されておらず、効果や安全性も保証されていないままに普及が行われていることからこの形式の治療に対する疑問の声も事実として挙がっている。賛否が分かれていながらも一部の現場では既に取り入れられている現状から見て、将来的には各医師がこの治療法をどう考え、患者に対する有効性をどう捉えるかに委ねられることになるかもしれない。
  
《業界情報サイト》
厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp)  
社団法人 日本歯科医師会(http://www.jda.or.jp)  
  

【業界キーワード】

◆◆ 歯科医師法 ◆◆  
昭和23年施行。歯科医療及び保健指導によって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、国民の健康な生活を確保することを目的とする。歯科医師は国家試験資格であり、厚生労働大臣の免許を必要とする。  
◆◆ インプラント ◆◆  
虫歯や歯周病で失われた歯根の代わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作ることで入れ歯よりも強い噛み合わせが出来るようになる治療方法。人工歯根には腐食しにくいチタンが使われる。  
  



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