ゴルフ用品小売業(娯楽・レジャー・スポーツ)|フィデリ・業種ナビ

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【ゴルフ用品小売業】業界動向/マーケティング情報

 ゴルフ用品はブランドや性能の違い、使用者の技術レベルなどによってその価格帯は非常に幅広いが、クラブだけでも14本(最大)用意しなければならないなど、一般的には高いコストが掛かるスポーツだというイメージが持たれがちである。バブル崩壊後の不況によってゴルフ市場は縮小へと向かっていったが、小売業界においても価格破壊の影響を受ける形で、大型の量販店やインターネット販売、中古品の流通増加など、消費者の低価格志向に合わせた形態の普及が大きく進んでいる。  
  
 社団法人日本ゴルフ場事業協会の調査では、平成16年現在、全国には2453ヵ所のゴルフ場があるとされており、前年よりわずかに減少している程度だが、同年の年間延べ利用者数は約8530万人と、こちらは年間1億人を超えた平成4年のピーク時から大きく落ち込んでおり、需要と供給のバランスが大きく崩れている現状が数字からもうかがえる。参考までに、平成15年の「ゴルフ・ホッケー用具」年間出荷額は約851億円(前年比2.4%減)で、平成12年をピークに下降線をたどっている。  
  
 内閣府の「消費動向調査」によると、ゴルフセットの普及率は平成16年3月現在で38.2%となっており、ここ10年では大きな増減もなく、おおよそ38〜40%の幅で推移している。売上単価が上がらない一方で、中古品売買分野の成長によって商品のライフサイクルが短縮されたことや、アマチュアにおいても来年から適応される高反発クラブ規制に対応した商品の販売、初心者にも扱いやすいことで人気を集めているユーティリティークラブ(ウッドとアイアンの両機能を備えたクラブ)の普及などによっての需要が見られているのはプラスの材料といえよう。  
  
 店舗の大型化に伴って、クラブのメンテナンスやレッスンスペース、ゴルフ場の予約窓口など、商品販売以外のサービスについても当たり前に求められる時代となっているが、売れ筋をいち早く見極めることで在庫ロスをできるだけ減らす販売努力や、特にゴルフ離れが進んでいる若年層の関心へとつながる効果的なPRなどを積極的に行いたいところだ。  
  
 景気の回復に加えてプレー料金の低価格化や、専用ポータルサイトの登場でゴルフ場や用品の検索が容易となったことなどによる効果が、ゴルフ人口が再び増加に転じる可能性につながるのではないかという期待が持たれている。特に初心者がクラブやバッグを購入する際、中古の用品に目を向ける傾向が強くなるのではないかという予測も立つ。低価格志向の顧客を狙って大型店の出店も見られているが、耐久性のある商品ゆえにリサイクルという観点でも需要が見込めそうな雰囲気がありそうだ。ネット通販も含めて今後しばらく注目したい市場である。  
  
《業界情報サイト》

【業界キーワード】

◆◆ 反発係数 ◆◆  
科学的には「物体の、衝突から跳ね返る能力の大きさ」をいうが、ゴルフにおける反発係数とはクラブのフェース(打撃面)から跳ね返るボールの反発スピードを数値化したもの。高い反発係数を持つクラブで打てばボールの速度も上がり、飛距離アップにつながる。  
◆◆ 高反発クラブ規制 ◆◆  
英国のR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント)が、使用可能なクラブの反発係数を全米ゴルフ協会(USGA)で定めている係数0.83以下に変更して規格を統一したことで、R&A傘下である日本の各ツアー組織でも2006年以降、高反発クラブの使用が禁止されている。ただしアマチュアについては2007年末まで猶予期間として使用が認められている。  
  



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