貝類養殖業(漁業)|フィデリ・業種ナビ

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【貝類養殖業】業界動向/マーケティング情報

平成17年 貝類養殖業 生産量(千t) 日本の貝類養殖において、大きな規模で行われているのはホタテ貝とカキの2種類に限られる。ホタテ貝の養殖は北海道と東北で主に行われており、最もポピュラーである垂下養殖を基本として、カゴに入れて海中に吊るす方法と、貝殻に穴を開けてテグスをく ぐらせ、直接海中に吊るす方法(耳吊り)が取られている。カキの養殖といえば広島が有名だが、実際には北海道から九州まで広く行われている。
 
 農林水産省が発表した「農林水産統計データ」によると、平成17年における養殖貝類の収穫量は全体で42万2000トン(対前年比93.6%)。内訳はホタテ貝が20万3000トン(同94.4%)、カキが21万7000トン(同92.7%)となり、前年に比べて合計収穫量は3万トン近くも減少している。
 
 ホタテ貝はほぼ国産でまかなわれているが、カキについては韓国からの輸入量が多く、今後内需を圧迫する要因になる可能性もある。小規模零細が多い特性から年々減少傾向にある経営体数による影響、さらには海洋汚染等によって養殖に適した環境が失われつつある状況も問題視されるところだ。貝類には食中毒の問題が長年ついて回っているが、安全管理を向上させて、高品質のものを収穫する努力を第一に考えた取り組みが今後求められる。
 
 06〜07年にかけての冬は、全国で猛威を振るうノロウイルスの影響によるカキの大幅な消費減が深刻な問題となっている。もともとカキなどの二枚貝から感染しやすいウイルスとされていることから、消費者の不安感をあおる懸念が卸売価格の下落や小売店の販売縮小などにつながり、養殖業のみならず水産加工業者が受ける打撃も深刻となった。消費者間での風評や過剰反応が原因となっての被害を抑えるための、消費拡大に向けたPRなどの取り組みも進められており、国からの保証などの支援も含めた対策による早期の市場回復が望まれている。
《参考サイト》
農林水産省 農林水産統計データ(http://www.maff.go.jp/tokei.html)
 



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