通訳業・通訳案内業(その他専門サービス)|フィデリ・業種ナビ

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【通訳業・通訳案内業】業界動向/マーケティング情報

 日本が国際化への動きを少しずつ進めていく大きな契機となったのは昭和39年の東京オリンピック開催であるが、その後日本における国際交流の機会が増えていく中で、外国人との言語コミュニケーションの橋渡し的役割として通訳のサービスが確立されていくこととなった。  
  
 海外取引先が相手となるビジネスなどで通訳を必要とする企業の増加など、日本においても各方面でサービスの普及が見られたが、景気の低迷に加えてビジネスマンの語学力が全体的に高まっている影響もあって、通訳サービスの需要範囲は徐々に狭くなっている。  
  
 通訳は、民間による資格検定はあるものの、必ずしも業務において取得する必要はなく、極論をいえば一定の能力と仕事の発注があれば誰でも通訳の仕事ができるということになる。専業のサービス業者と人材派遣業者などによる参入という形態があるが、国際的な会議やセミナーの受注を取り込んでいるのはほとんど大手の専業業者で、他業者については企業レベルの商談におけるニーズが主な受注となっている。  
  
 通訳者の大半はフリーランスとして各業者に登録しており、そこからの発注を待つ形で仕事を行っている。通訳は単なる言葉の翻訳だけでなく、発言者の気持ちまで汲み取った上で代弁して相手に伝えるという大変に難しい作業だけに、語学力や表現力などのスキルだけでは成り立たない仕事といえるが、もともと免許や資格、そして統括団体もないままに発展してきた歴史を見る限り、1つの業界として大きく括った場合にはかなり特異な存在に見える。よってこの統一感のなさが今後、何かしらの問題や弊害に発展しないだろうかという懸念は常に考えられる現状といえるのではないだろうか。  
  
 業界を統率する新しい団体の設立 ( 「日本通訳協会」 は検定試験などの人材育成が主な事業であり、業界団体としての役割は持っていない) や、国家資格としての通訳士の認定、発注体系の見直しなど、具体策はいくつも挙げられるが、現状ではそれらを実行に移すことはかなり難しく、専業業者間の連絡体制など、まずは横のつながりを持つところから業界の地盤づくりを始めていく必要がありそうだ。  
  
【業界キーワード】
◆◆ ボランティア通訳 ◆◆  
日本通訳協会が定める登録制度で、所定の検定試験に合格すれば、社団法人青少年育成協会にボランティア通訳(A級合格者)またはアシスタント・ボランティア通訳(B級合格者)として登録ができる。  
《参考サイト》  
日本通訳協会(http://www.jipta.net)  
社団法人 青少年育成協会(http://www.jyda.jp)  
  



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