惣菜業(飲料・食料)|フィデリ・業種ナビ

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【惣菜業】業界動向/マーケティング情報

 惣菜とは一般的に副食物・おかずを指すが、米飯やパンなどと組み合わせて弁当・サンドイッチなどとして製造・販売されるものが増え、大部分の惣菜製造業者がこれらを含めて取り扱うことから、業界ではこれらを総称して惣菜としている。惣菜業は晩婚化にともなう単身者の増大、核家族化や専業主婦の減少など社会的な変化にともなって需要が拡大し続け、いまや7兆円規模ともいわれる巨大市場に成長した。業界は専門業者のみならず様々な業種から進出した企業によって構成されており、高級志向の顧客を狙ってホテルや料亭などを含む外食産業から進出する例も数多い。
 
 かつての惣菜商品といえば、家庭でも手間のかかるオーブン料理や、主に昼食用で利便性の高い弁当や調理パンなどが主流だった。やがて食生活の多様化によってニーズの幅も次第に広がりを見せ、揚げ物、煮物、サラダなど、多彩な品目が売られるようになる。昔も今も高い需要を誇るスーパーマーケットの惣菜売場をはじめ、百貨店のいわゆる「デパ地下」や「ホテイチ(ホテルの1階)」などで販売される高級惣菜、さらには便利さとPR効果で売上を伸ばしたコンビニエンスストアなど、販売チャネルも非常に多くなった。
 
 最近では在宅消費者向けのケータリングや、真空パックによるネット通販のサービスを始める業者も現れるなど、惣菜ビジネスの方向性も多岐にわたっているようだ。消費者にとっては調理の手間が掛からない利便性が大きなメリットとなっているが、味や価格に加え、近年では安全面に対するニーズも高まっている。これまで低価格を売り物にしてきた均一ショップにおいても、素材の安全性を重視した惣菜の販売に力を入れ、消費者に安心、安全をアピールする戦略への転換を図っている。「安くても、身体に悪いものは食べたくない」という消費者の安全志向が明確になっていることを考えても、今後は品質の高さを何よりも重視した販売展開に業界全体が取り組んでいくことになるだろう。消費者の心理に立ち、時代の流れに対応する形で安心かつ魅力ある商品開発を進めていくことが期待される。
 最近全国各地のスーパーの惣菜売り場や専門店で、地元で生産された食材を用いた郷土料理が人気となっている。モニターなどを利用して綿密な調査を行い、調味料にこだわった地元で好まれる味付けをした惣菜を提供していることが消費者を引き付ける秘訣だ。全国の食卓に上るメニューが画一化される傾向にあるといわれて久しいが、地元に根付いた食文化の伝承という重要な役割を惣菜業者にも期待したいところだ。
《主な上場企業サイト》
(株)ロック・フィールド 【東証1部】(http://www.rockfield.co.jp/)
(株)ショクブン 【東証1部】(http://www.shokubun.co.jp/)
(株)魚喜 【東証2部】(http://www.uoki.co.jp/)
(株)柿安本店 【ジャスダック】(http://www.kakiyasuhonten.co.jp/)
カネ美食品(株) 【ジャスダック】(http://www.kanemi-foods.co.jp/)
 



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