海藻加工業(飲料・食料)|フィデリ・業種ナビ

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【海藻加工業】業界動向/マーケティング情報

 低カロリーで豊富なミネラルを含んだ健康食として色々な料理に使われ、古くから国民の食生活において親しまれている海藻類。加工品は乾燥のりやダシ用の昆布など、原料を乾燥させて作る1次加工品と、佃煮やふりかけ、菓子類など、1次加工品にさらに手を加えて製品化する2次加工品に大きく分けられる。
 
海藻加工業 事業所数および製造品出荷額の推移(億円) 経済産業省の「平成16年工業統計表」によると、従業員を4人以上有する事業所は902ヵ所、出荷額は3213億1800万円となり、5年前(平成11年)との比較では、事業所数で89ヵ所、出荷額では398億7100万円もの大きな減少となっている。韓国や中国などからの輸入品の増加傾向が影響しているものと推測できるが、特にわかめについては輸入の自由化が認められているため、海外品の伸びが顕著となっている。
 
 1次加工品については調理に手間を要するものが多いため、単身者世帯が増加している現代においては需要を伸ばすことが難しい印象があり、中高年層による消費に頼らざるを得ない現状がある。市場の回復には2次加工品の需要拡大に主眼を置いた対策が有効であると考えられ、海藻類の持つ高い栄養価を、食品だけではなく他分野(化粧品など)にも生かしていく開発努力が今後いっそう進んでいくことにも期待したい。
 
 身体への効果においては海藻類に含まれているフコイダンというぬめり成分が注目され、健康食品や栄養ドリンク、化粧水など、含有商品も次々と市場に出回っている。中でもガゴメコンブに含まれるフコイダンは、他の海藻よりも高い抗がん、抗腫瘍作用を持つことがバイオ関連企業から発表されており、この素材を使った商品の発売による市場の活性化にも大きな期待が持てそうだ。
 四方を海に囲まれた国土を持つ日本では古くから海藻類が好んで食されており、食用に供せられる海藻は約50種類に及ぶ。食の欧米化などの影響で需要が低迷した時期もあったが、近年ではダイエット効果があるとテレビ番組に取り上げられたため、寒天が一時的に品薄となったり、生食用めかぶの需要が倍増したりと、海藻類は健康促進効果の期待できる食品であるということが消費者に再認識されている。
 
 また海藻の種類によって含まれる栄養素が異なることが知られており、昆布やヒジキなどおなじみの海藻だけでなく、アカモクなどこれまで都市部の小売店の店頭にはあまり並ぶことのなかった海藻も注目を集めつつある。高齢化の進行に伴い、健康を志向する中高年層からの需要は今後も拡大すると思われるが、インターネットで様々な調理法を提案するなどの対策を行い、比較的消費の少ない若年層にも需要を促したいところだ。
《業界情報サイト》
全国漁業協同組合連合会(http://www.zengyoren.or.jp)
社団法人 日本昆布協会(http://www.kombu.or.jp)
日本わかめ協会(http://www.nippon-wakame.com)
日本海藻協会(http://www.f5.dion.ne.jp/~jsa/)
日本ひじき協議会(http://www.hijiki.org/index.html)
 



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