水産練製品製造業(飲料・食料)|フィデリ・業種ナビ

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【水産練製品製造業】業界動向/マーケティング情報

水産練製品製造業 事業所規模と事業所数および出荷額の推移(億円) かまぼこやちくわといった、馴染みの深い食べ物が思い浮かび、「練り物」としておでんの具にも数多く使われている水産練製品。原材料の約7割を輸入のスケトウダラに依存しており、安価で料理にも使いやすく、生食も可能な便利さを持っている。
 
 業界大手には有名企業も多いが、事業者数の構成としては9割近くが従業員50人未満という、典型的な零細主体業界である。よって近年では、後継者不足による廃業が増加傾向にあるという問題を抱えているようだ。国内生産量は昭和50年代の100万トンをピークに減少の一途をたどり、平成13年には64万トンまで落ち込んだ。出荷額も平成5年の5800億円から減少が止まらず、平成13年は4600億円の規模となった。
 
 スケトウダラは平成9年に制定されたTAC制度によって漁獲可能制限を受けており、漁獲の大幅な減少による生産への影響が懸念されるとともに、原料コストの乱高下による収益の不安定さも問題視されるところだ。原料をスケトウダラに依存している現状から脱却して多様化を進めることが何よりも急がれる課題だが、さらに、量販店やスーパーマーケット、百貨店など流通ルートの拡充に伴い、原材料コストの上昇を販売価格に転嫁し難くなっている点についても改善が望まれる部分といえる。
 BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザが流行したことなどの要因で、欧米などでは畜肉代替品としての水産物需要が高くなってきている。価格も高値で推移しており、日本で生産される練製品の原料のうち約7割を占めるスケソウダラの価格も高騰している。しかし日本国内では練製品の需要低迷が続き、各メーカーは需要が伸びないのに原材料価格は高騰するという苦境に立たされている。魚のすり身に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、ペプチドといった成分には成人病や大腸がんを予防する効果があるということが知られている。今後は国内での消費を回復させるために、消費者へ健康効果を積極的にPRすることで需要を喚起したいところだ。
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