単体肥料製造業(飼料・肥料)|フィデリ・業種ナビ

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【単体肥料製造業】業界動向/マーケティング情報

 窒素、リン酸、カリの3要素のうち、1要素のみを含む肥料を単体肥料(単肥)と呼ぶ。多くのものは水に溶けやすく即効性があるが、同時に流出しやすくもあるため、定期的に肥料を追加する必要がある。また長期間使用すると土壌障害の原因ともなる。
 
 日本では戦後食糧増産を図るために保護政策を採ったため、農業生産の拡大とともに業界も急激に発展。昭和40年代に入ってからは最新技術の導入と大型プラント化を進めたことにより、諸外国に対しても強い競争力を持つようになった。しかしオイルショックを機にナフサなど原材料の高騰や、中東など産油国の市場参入が進んで国際競争力が衰退する。そのため過剰設備が生じ、内需に基礎を置いた産業への方向転換を余儀なくされた。
 
単体肥料製造業 事業所数の推移 その後も米作付面積が減って内需が減少していることや、輸入の自由化によって国内市場は厳しい状況が続いている。経済産業省の統計によれば、平成10年の時点で全国に202あった事業所は、平成16年には155箇所にまで数を減らせている。肥料は農産物の生産にとって不可欠なものではあるが、環境保全型農業への転換を図っている農家が増えていることなどに伴い、単位面積あたりの施肥量は減少傾向。加えて今後も輸入量の増加が予想されるため、業界としては縮小化を図らざるを得ない状況にある。
【業界キーワード】
◆◆ 化成肥料 ◆◆
複数の単体肥料に化学的操作を加え、肥料の3要素のうち2種類以上を含むようにしたもの。3要素の合計が30%以上のものを高度化成、それ以下のものを低度化成という。
◆◆ 窒素 ◆◆
主として植物を大きく成長させる作用を持つ。特に葉を大きくさせ葉肥(はごえ)と呼ばれる。
◆◆ リン酸 ◆◆
主として開花や結実に関係する。
◆◆ カリ ◆◆
主として根の発育と細胞内の浸透圧調整に関係する。
◆◆ 遅効性肥料 ◆◆
肥料を樹脂でコーティングし、無機肥料の持続性のなさを克服した肥料。追肥するのが困難な道路斜面や治山、砂防などの緑化資材として開発されたが、その手軽さから園芸資材としても広く普及。
◆◆ 地力増進法 ◆◆
地力の増進を図るための基本的な指針の策定及び地力増進地域の制度について定め、土壌改良資材の品質に関する表示の適正化のための措置を講じ、農業生産力の増進と農業経営の安定を図ることを目的とした法律。




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