網製造業(繊維)|フィデリ・業種ナビ

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【網製造業】業界動向/マーケティング情報

 漁労に欠かせない道具である網だが、古くは材料に蔦(つた)・葛・藤といったものが用いられていた。やがて苧(いもがら)・麻に移り、明治になると欧米の漁網にならって綿糸の使用が始まり、現代ではナイロンなどの化学繊維が使用されるようになっている。また漁業・養殖業用のみならず、建設用(安全ネットなど)・農業用(獣害防止用など)・スポーツ用(ゴルフネット、サッカーゴールなど)と、様々な用途に応じた製造が行われている。
 
 業者は漁業用の製造として起業したところが多い関係から、漁業の盛んな土地とその周辺に分布し、中でも網以外の繊維業も盛んな中部地方に多く存在している。
 
 用途先では必需品の範疇に属するため、需要がなくなることはない。しかし需要割合の多くを占める漁業関連製品の生産量については資源の減少による規制の強化や輸入の拡大を受けて年々減少している。平成16年の漁業・養殖業の生産量は573万3000トンと、平成4年(926万6000トン)の実績から約4割も減った。網製造業もそのあおりを受け、漁業以外の用途向けの生産量が増えている。しかし建設業向けの需要も工事発注額の低迷などがあり減少、出荷額の伸びはしばらく期待できない。
 
 国内の売上高減と輸入の増加は続き、業界は苦しい状況下にある。今後はユーザーのニーズと情報を詳細かつ迅速に収集することにより、修理サービスや特注品への対応、新たな用途開拓などを行っていかなければならない。
【業界キーワード】
◆◆ 無結節網 ◆◆
撚られた糸の反発力を利用して網脚の交差部を固定するという方法で作る網。全ての糸が結ばれずに真っ直ぐ走っているので、網にかかった力が1ヵ所に集中されることなく瞬時に分散され、タテ・ヨコ方向の強さが同じ。欧米ではラッセル網と区別する為に、貫通型無結節網、または日本式無結節網と呼ばれることもある。
◆◆ ラッセル網 ◆◆
レース編みで作られた網地。網脚の交差部にコブがないことから、ラッセル網も無結節網の一種。構造的に網地に水を含みやすいことから、日本では漁業用として使われることは少なくなったが、かさ張らず安価に入手できることから、定置網や小魚を獲る旋網、シラス曳き漁などに使われている。カーテン地やテーブルクロスなど漁業以外での用途も多。
◆◆ ナイロン網 ◆◆
強い糸で、しかも伸縮性に富むのでショックを吸収することが出来る。軽くて潮の影響を受けやすいのと紫外線に弱いので、定置網での使用例は極めて少ないが、旋網で、特に魚捕部に大量に使われている。




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