デニム製品製造業(衣類)|フィデリ・業種ナビ

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【デニム製品製造業】業界動向/マーケティング情報

 デニム (Denim) 生地とは、縦糸を染色し、横糸を生成りで綾織にしたもの。素材は通常綿だが、レーヨンやポリエステルなどを使ったものも製造されている。デニムはフランスのニームというところで作られたのが始まりで、その後アメリカにわたり、労働者の間で大流行した。デニムズボンは通常ジーンズと呼ばれている。
 
 日本では昭和40年頃からアメリカの原反を輸入してジーンズを縫製加工するようになってから、世間の脚光を浴びるようになった。その後、インディゴブルー(藍染めの人造染料)のデニムを主体に国産化をスタート。現在ではズボン・ジャンパーなど広く生産されている。
 
 市場自体は幾度かのブームもあって、安定した需要で推移。近年のアパレル不況のなかでも、若者の旺盛な購買意欲や団塊の世代以降のコアな消費もあり、比較的健闘している。しかし、日本のデニム生産量自体は昭和56年をピークに減少を続けている。これはジーンズ類の海外輸入が年々増加しているからだ。その一方、日本製デニムは品質の高さから欧米での評価が高く、イタリア・アメリカを中心に輸出量を伸ばしている。
 
 最近の商品傾向は、洗い加工技術や手法の進歩などにより高付加価値製品が中心になっているが、安価品を大量生産してきた中国などもいまや技術が進歩し、高付加価値製品を生産できる態勢が整いつつある。今後これまで以上に海外生産へシフトしていくことが考えられ、国内の空洞化が危惧される。
 
 しかし、国内の生産が衰退していくと、海外での人気が高い主な要因である高度な素材加工技術やデザインが廃れていく恐れが出てくる。そうならないためにもある一定の比率で国内に基点を持ち続けたいところだ。ジーンズ愛好者は独特のこだわりを持つ人も多く、安価なだけではニーズを引き付けられない。デッドストックや古着などビンテージ品の復刻版も人気だ。常に最新のファッションのトレンドに目を光らせ、愛好者の目を引き付ける商品開発を怠ってはならない。それに加え、エコロジー環境対策やリサイクル問題、高齢化などを踏まえた商品開発やマーケティングが必要になってくる。
【業界キーワード】
◆◆ 右綾  ◆◆
通常のデニム生地。右上から左下に向かって筋が流れているのが特徴。
◆◆ コーティングデニム ◆◆
糸そのものにコーティングを施した、洗っても変化の少ない生地。
◆◆ ボタンフライ ◆◆ 
フロント部がボタンになっているジーンズのこと。「リーバイス501」が代表的。
◆◆ パッチ ◆◆
ウエストバンドの後ろにつく革や紙製のラベルのこと。主にブランド名やサイズなどが表記されている。
◆◆ ケミカルウォッシュ ◆◆
デニム地を色落ちさせる中古加工法のひとつ。ケミカルブリーチアウトとも呼ばれている。使い込んだ風合いを出すための加工法で、新品のジーンズを漂白剤と石状のプラスチックとともに洗濯機へ入れて洗い、強力な化学反応によってジーンズを色落ちさせる。
◆◆ インディゴ ◆◆
南インド原産の植物。紀元前2000年頃から染色やつや出し用として使われていたという。現在もインド産のものが、世界各国でデニムの染色に使われている。独特の風合いが幅広い層に人気の色で、元々は虫よけのために使われてきた。
 



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