アパレル産業(衣類)|フィデリ・業種ナビ

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【アパレル産業】業界動向/マーケティング情報

 Apparel(アパレル)とは英語で衣料を意味し、衣料の製造と流通にかかわる産業をアパレル産業と呼ぶ。高度成長期は大きく栄えた業界であったが、時代の流れとともに生産・流通・販売の各チャネルはいずれも縮小の一途を辿ることとなり、市場の低迷とともに業界内の構造改革も否応なしに進んでいる。
 
 長引く国内需要の低迷は深刻の度合いを増すばかりで、安価な輸入製品の急増によって価格の低下にも拍車が掛かった。輸入品の割合はいまや全衣料品類の60%を占めている状況で、品質においても国産品と比べて遜色がなくなりつつあり、業界を取り巻く環境は依然として厳しい。
 
 暗い話題が続く中、平成17年の総務省発表によると、クールビズ関連商品の支出は平成3年以降続いた減少傾向にようやく歯止めがかかり、14年ぶりに増加へと転じた。地球温暖化防止運動(チーム・マイナス6%)をはじめとする政府の大々的な提唱などによる効果が消費を押し上げた要因であるが、平成18年も引き続きクールビズ関連の需要が期待され、業界にとっても市場活性化にむけたキーワードの1つとなっている。
 
 そんな中、08年の北京五輪、10年の上海万博に向けて大型商業施設の建設が続く中国への進出を始める企業も増えている。百貨店などを中心に出店を進めてきた大手アパレルのみならず、増加傾向にある中流層以上を対象としたカジュアル衣料専門店も出店を始めている。婦人向けカジュアル衣料のハニーズは日本と同じ商品を日本並みの価格で販売。日本で見慣れた商品が、中国でも手軽に手に入る日も近いのかもしれない。
 
 日本国内においては、クイックレスポンスシステムによるプロパー消化率向上や、製造小売業型の業態へ転じることにより、差別化やリーズナブル価格の実現と利益率の確保に取り組む企業が増加している。また消費者の価値観の多様化に対応し、新ブランドの投入も活発に行われ、ターゲットを絞り込んでトータル演出するためにアクセサリーなど小物の品揃えを充実させる企業なども登場。業界が飽和状態のなか、現状をどう打開するかは消費者のニーズをいかに的確に早くつかみ、他社にない高付加価値商品を開発できるかにかかっている。
《業界情報サイト》
(社)日本アパレル産業協会(http://www.jaic.or.jp)
「チーム・マイナス6%」(http://www.team-6.jp)
 



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