男子服小売業(衣類)|フィデリ・業種ナビ

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【男子服小売業】業界動向/マーケティング情報

 男子服小売業に分類される小売店は様々であり、紳士服小売店・カジュアル衣料店・デザイナーブランドショップなど多くの種類がある。若者を中心に低価格化商品を扱う小売店の人気も高いが、その一方で高級輸入製品や手作業を多くした製品など高級品を扱う小売店も人気を集め、二極化が進んでいる。また業界は従業員9人以下の事業所が9割以上を占め、零細店舗の多い業種となっている。
 
 小売業のうち、紳士服小売店では業界トップの青山商事(株)をはじめ、(株)AOKIホールディングスはるやま商事(株)など、郊外型紳士服専門店として業績を伸ばした企業が売上高上位を占めている。カジュアル衣料では「ユニクロ」でおなじみの(株)ファーストリテイリングが売上、知名度ともに抜きん出ている。またユニクロは平成18年1月、ダイエーの約150店舗において、本体とは別ブランドの低価格品を扱う店舗を出店すると発表した。さらには高級ブランドで知られるイタリアのアルマーニが、カジュアル衣料ブランド「アルマーニ・エクスチェンジ」の日本での出店を計画するなど、消費者のニーズの多様化による小売業の形態変化は著しい。
 
 長かった不況もようやく回復に向かっており、昨年の衣料品支出は14年ぶりに増加。日本政府による「クールビズ」の提唱が、消費者の購買意欲を衣料品に振り向かせた格好だ。また最近では、団塊の世代と言われる50代以上の男性をターゲットに、ポロシャツやカットソーといったカジュアル系衣料の品揃えを強化した専門店の展開に乗り出した業者もある。時代の流れやニーズをつかんだ商品開発ならびに店舗スタイルの提案に積極的な動きが見られているが、価格面以外においての優位性をアピールすることで、消費者に対してより大きな付加価値をどこまで提供できるかが市場内の生き残りにおいても重要なポイントとなるだろう。
 2シーズン目を迎えた今夏のクールビズ商戦も前年に引き続き好調で、夏はネクタイをつけずに勤務するスタイルが定着しつつあることをうかがわせる。会社に着ていく洋服でもファッションを楽しもうという層は確実に増えており、各社とも様々な色や形状の製品を取り揃えて売上を伸ばしている。今後もクールビズ市場は有望と見られるが、ますます商戦が激化することが予想され、需要拡大に向けて各社がいかなる顧客獲得策を打ち出すかに注目が集まる。
 
 長く続いた不況や少子化の進行、「クールビズ」の定着などでスーツの需要が落ち込んでおり、団塊世代のリタイヤが始まる平成19年以降は、さらなる市場の先細りが懸念されている。紳士服専門店大手は経営統合などで販売網を強化する一方、婦人服や子供服売場の拡大・新設を行うことで売上につなげようとしている。家族連れの顧客を取り込むことで、紳士服の売上減少を補うのが狙いだ。しかし同業各社や他業態との激戦も予想されるため、他店と一味違った品揃えで差別化を図りたいところである。
《業界情報サイト》
(社)日本アパレル産業協会(http://www.jaic.or.jp/)
 



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