スポーツウエア製造業(衣類)|フィデリ・業種ナビ

スポーツウエア製造業(衣類)|フィデリ・業種ナビ

業種ナビ

どんな業種も5分で理解!400種類以上の業種の解説から業界動向まで!


【スポーツウエア製造業】業界動向/マーケティング情報

 競技用だけでなく、トレーニング用や学校用、さらには普段着としてのカジュアル用など、スポーツウエアも最近ではその用途に幅が出てきており、機能性に加えてファッション性も重視される傾向が強くなった。製造業者は企業形態によってスポーツ用品専門メーカー、学校体育衣料メーカー、一般アパレルメーカーに分かれている。
 
 一部の大手ブランドメーカーとそれらの下請けとして実際に縫製する中小零細企業で構成され、全体として下請け依存の高い生産態勢である。スキーウエアなどシーズンスポーツに関係する商品は当然ながら季節性が強く、年間を通じて需要の波が激しい。
 
 市場はスポーツ人口の増加などを背景に、昭和50年代前半に急成長し、その後一時期低迷したものの週休2日制の定着やレジャー志向の高まりから順調に成長してきた。しかし平成3〜4年をピークに需要は下降線に。長く続いた不況の影響もあって、売上の減少になかなか歯止めがかからなかったが、メーカー各社が力を入れてきたライフスタイル分野の市場開拓、中でもレディース分野が大型レジャースポーツ分野の規模縮小をカバーし、業績は再び右肩上がりとなっている。平成17年の国内総出荷規模は4213億1000万円(前年比103.7%)と、2年連続プラスとなった。
 
 スポーツウエアの生産はコストの問題から大部分が海外へシフトしている。海外の縫製工場の技術力も飛躍的にアップし、小ロット生産や短期納品に対応できる態勢も整ってきているため、これからますます海外生産へシフトしていくと考えられる。
 昨今の健康志向の高まりから水泳、ウオーキング、ジョギングといった健康系のスポーツに取り組む人口が増えており、この分野に注力することが売上拡大のためのキーポイントとなる。美容に関心を持つ女性を中心に「ヨガ」「ピラティス」が人気となっているため、(株)ゴールドウインはヨガ人気で需要が高まるフィットネス関連用品店「スロウフロウ」の出店拡大を計画。ヨガ教室を併設した店舗を増やすなど、関連商品の販売増につなげたい考えである。
 
 さらに女性用中心に、着るだけで美肌やダイエット、リラックス効果があるという機能性を要した「サプリメントウエア」の開発も盛んで、こうした付加価値の高い商品や吸湿性・伸縮性といった従来の製品と違った切り口で差別化を図った商品の品揃えを充実させていきたいところ。またスポーツ用品は「○○選手が使用しているから私も使いたい」という需要も多い。そのため、有名スポーツ選手を広告に使ってユーザーに購入を促すようなイメージ戦略も重要となってくる。
 
 今後は少子高齢化の影響から若年層のスポーツ人口が減少することが予想される。また海外メーカーがシェアを拡大していることもあり、若年層をめぐる国内市場は年々厳しさを増している。そのため各社ともファッション性や機能性の高い製品の開発を行うことで需要拡大を狙いたいところ。そういった状況の中、大手スポーツ用品メーカーのミズノは普段着としても着用できるウエアやシューズを専門に扱う直営店の展開で、20代の男女を主なターゲットに自社ブランドの浸透を図る。また北京五輪を間近に控えて今後有望な市場となりそうな中国などの海外市場への販売強化を図るメーカーも多いが、各国で異なるニーズを正確に把握した販売戦略が求められるところだ。
《業界情報サイト》
(社)日本スポーツ用品工業会(http://www.jaspo.org/)
 



「フィデリ・ビジネスマナー講座」 | お役立ちビジネス情報

>> ビジネスポータルサイト・フィデリ