靴製造業(装身具・装飾品)|フィデリ・業種ナビ

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【靴製造業】業界動向/マーケティング情報

 靴製造業は紳士靴製造と婦人服製造に大別される。ほかに子供靴、スポーツ靴、作業靴に分かれる。紳士靴はベーシックな定番商品が多いことから、大量生産が可能で大手メーカー主導の市場が形成されている。靴を大別すればタウンビジネスタイプとカジュアルタイプがあり、以前は「ビジネス 7:3 カジュアル」の割合だったが、現在は逆転して「ビジネス 4:6 カジュアル」の割合となっている。
 
 ビジネスタイプは定番商品であり、季節に関係なく売れるが、特に需要が高まるのは新卒者の就職活動が盛んになってくる1月から入社式の行われる4月までとなっている。また消費者の健康志向を背景に歩きやすいタイプのものや消臭・抗菌機能を持ったものが売れ筋である。カジュアルシューズにはローファーやブーツがあるが、ファッショントレンドとしては少々古く、メーカーとしては他のファッション業界と連携して新しいコーディネイトを提案していく必要があるだろう。
 
 婦人靴を製造しているメーカーは、紳士靴と比べて多品目・少量生産であることなどの理由から、比較的中小零細業者が多い。種類としてはパンプスやブーツ、サンダルなどがある。エレガンスタイプ・カジュアルタイプ・両方を併せ持ったものがあり、現在の商品傾向としてはカジュアルタイプの人気が高い。また今までは、ミセス層から人気を博していたファッション性を追求しながら歩きやすさも併せ持つコンフォートシューズが、若い女性の層にも受け入れられているという。
 経済産業省の「繊維・生活用品統計」によると、紳士靴革靴の生産金額は、平成17年の出荷ベースで472億5100万円(対前年比93.7%)、婦人用・子供用革靴は770億3300万円(同97.3%)となっている。10年前と比較すると生産金額は約半分に減少しており、厳しい状況が続く。生産量減少の主な要因としては中国を中心としたアジア諸国で生産された安価な製品の輸入量増加や、消費者の低下価格志向などが挙げられる。
 
 輸入品の増加で価格競争が激しくなる中、国内のスポーツ用品メーカーは、これまで培ったノウハウを応用する形で、子供靴の開発および販売を強化する動きが見られる。少子化が加速する一方で健康志向の高まりを受け、成人向け運動靴の技術を取り入れて開発された中敷、フィット感やクッション性を高める素材を導入した子供靴など、子どもの足が健全に発達するよう考慮した高機能靴を購入する顧客が増加している。更なる成長が見込める市場であるため、各企業の高付加価値商品の拡販は今後も続くと予測される。
 
 外底に特殊な構造を用いたり、中敷や踵、つま先部分などに衝撃を吸収する素材を内蔵して体にかかる負担を和らげる靴も高付加価値商品としての人気が高い。衝撃を吸収する機能を持つ製品は以前から競技用シューズや作業用の安全靴などに多く見られたが、男性向けのビジネスシューズや婦人靴でも同様の機能を持つ製品が見られるようになっている。婦人靴には以前から多少高価でも良いものを身に着けたいという傾向があったが、終日はき続けることの多いビジネスシューズにおいても同様の傾向が見られており、今後はビジネスやフォーマルシューズなどの分野でも高機能化が進むものと思われる。
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