スカーフ製造業(装身具・装飾品)|フィデリ・業種ナビ

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【スカーフ製造業】業界動向/マーケティング情報

スカーフ・マフラー類 出荷額の推移(百万円) スカーフとは正方形、あるいは長方形の布に先染(染色した糸を用いて織ったもの)やプリントなどが施されているもの。業界ではマフラー、ショールなど幅広い種類をスカーフ類として定義。一般的に絹製が高級とされる。横浜を中心に発展して以来、世界最高の水準を誇る手捺染技術と丁寧な縫製加工で発展を続けてきたが、生産高は平成元年をピークに減少傾向をたどっており、経済産業省の「工業統計表」によると平成16年のスカーフ・マフラー類の出荷額は30億9500万円となっている。
 
 輸出は昭和51年には296億円を記録したが、円高の進展とともに主力市場だったアメリカからの受注が激減。さらに中国など競合関係にある国の製品が価格だけでなく品質も向上させてきたため、平成7年頃から輸出が大幅に減少。平成14年には13億円と、ピーク時のわずか5%程度にまで落ち込んだ。また輸入商品が大量に流れ込んできたため、国内消費額の7割以上を輸入商品が占め、国内向けの生産も落ち込んでいる。従来中・高級品はイタリア製、低級品は中国製を中心とした商品と競合関係にあったが、アジア製の品質向上と世界的に低価格志向が進む中で日本製品は競争力を失ったといわざるを得ない。
【スカーフ製造業】業界動向/マーケティング情報
 スカーフの製造工程は人手の依存度が高い。しかし業界の将来性などが敬遠されて若年層の新規就業が減少した。これによって技術者の不足と就業者の高齢化が進み、後継者不足が危惧されている。伝統の高い技術を継承していくためには新規就業者を増やす方策を考えなければならない。また各メーカーともスカーフ製造に専業しているメーカーはほとんどなく、服地・傘など、他の取り扱い品目を増やすことで経営基盤を強化する傾向にある。
 
 内外需とも不振が続き、各メーカーにとって商品開発力や販売力の強化は急務。従来、イタリアやフランスなどの有名デザイナーとライセンス契約を結んだ問屋から委託加工を請け負うケースが主流だったが、近年はライセンス供与を打ち切り、自社展開を図る海外ブランドが増えているため、環境にやさしい素材を使った製品など差別化を図った製品を開発し、販路を拡大していくことがこれまで以上に重要になる。また他の衣料品とのトータルなコーディネートを提案していくなど、他業種とのコラボレーションも必要になるだろう。
《参考サイト》



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