靴下製造業(装身具・装飾品)|フィデリ・業種ナビ

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【靴下製造業】業界動向/マーケティング情報

 靴下は一般に紳士用、婦人用、子供用など使用者別の呼称で呼ばれる。また靴下製造業とはソックス、パンティストッキング、タイツなどを製造するメーカーを指す。業界は生産メーカーとメーカーを兼ねた卸商に大別。市場では多くが有名ブランドで販売されているが生産量の大半は中小企業で生産されている。編み機の高速自動化も進んでいるが、依然人手に頼る工程も多く労働集約的な要素もいまだ強い。
 
靴下製造業 事業所規模 靴下製造業は繊維産業の中でも特に零細性が高い業界で、従業員数が20人に満たない小規模事業者が全体の7割以上を占めている。これは多品種少量生産が求められるこの業界の特性によるものだが、中国などからの輸入が増加している昨今、中・低価格品を手がけている零細企業は厳しい競争を強いられている。元来靴下は必需品であるため、景気に左右される商品ではなかったのだが、需要は頭打ちである。しかも輸入品との競合から今後も低価格傾向が続くことが予想されている。一方輸出は技術的には世界のトップレベルにあるものの、価格競争力で劣るために海外市場の拡大は難しい状況となっている。
 
 経済産業省の「工業統計表」を見ると、平成16年の生産高は1304億8556万円。中国産などの安価な輸入品の攻勢に押され、生産額は減少傾向が続いている。また都道府県別に見ると、ソックスは奈良県がシェアの4割強を占め、ついで兵庫県、大阪府となっており、近畿圏の3府県で大半を占めている。パンティストッキングのシェアは奈良県が首位だが、ソックスほどの寡占状態にはない。
 
 ルーズソックスの大ヒットは収束した感があるが、吸汗や水虫予防、抗菌、防臭など快適機能を付加した高機能ソックスが売上を伸ばし、また女性の脚を美しく見せる効果のある「オーバーニーソックス」が若い女性を中心に人気となっている。流行に敏感な消費者はデザインや材質に優れていれば高価でも購入する傾向にあり、国産品の質の高さが見直されつつあるという。今後は消費者ニーズをすばやく把握し製品化するために、長年の下請体質から脱皮して自社商品開発力を高めるなど、新しいビジネスモデルの構築を早急に図ることも不可欠となってくる。
 
 ストッキングを履かない若い女性が増えている一方で、レッグウォーマーやひざ上丈などのデザイン性に優れた靴下が流行している。薄めの靴下の上に編みの荒い靴下を重ねて色や柄を覗かせたり、ロング丈の靴下を意識的にたるませたりと、靴下で足元のオシャレを楽しむ傾向にあるようだ。こうした流れを受けて、かつてはベージュや黒など単色で柄のないものが主流であったストッキングのデザイン性にも力を入れる動きが見られる。生活必需品としての存在からファッションを楽しむためのアイテムへ。業界を取り巻く状況は確実に変化しているようだ。
《業界情報サイト》



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