毛布製造業(装身具・装飾品)|フィデリ・業種ナビ

毛布製造業(装身具・装飾品)|フィデリ・業種ナビ

業種ナビ

どんな業種も5分で理解!400種類以上の業種の解説から業界動向まで!


【毛布製造業】業界動向/マーケティング情報

 毛布は大きく寝具用と電気毛布・コタツ掛けなどの応用毛布に分けることができる。使われる素材には羊毛・綿・合成繊維などがある。軽量でコンパクトに収納できるため、便利な寝具としてほとんどの家庭で使われている。
 
 寝具用毛布の国内生産は、大阪府泉大津市を中心とした泉州地区が98%のシェアを占める。江戸時代から木綿織や真田織が同地区の産業として発達し、その基盤の上に泉州毛布の起源である牛毛毛布が誕生。当初は主に軍需用で生産されていたが、綿を原料とした安価な毛布が開発され、次第に輸出量を拡大していった。
 
 第2次世界大戦後は戦前の輸出依存型から内需依存型産業へシフト。かつて、全生産高の7割ほどを占めたという輸出は減少したが、その分を内需で補う形で生産高を拡大させていった。しかし昭和45年をピークに生産量は減少傾向となり、安価な輸入製品の急増などから需給バランスは崩れている。
 
 昭和55年には生産量の4.1%に過ぎなかった輸入製品は、平成7年には国内生産を上回るまでになった。生産コスト削減のためにメーカーは海外生産へシフトし、国内生産の規模は縮小。伝統の泉州産地の空洞化が危惧されている。最近では経営の多角化を図るため、毛布だけでなく婦人服地・カーペット製造なども手がけるメーカーが増えている。
 
 消費者ニーズは暖房設備の発達による住環境の変化から、保温だけの用途による需要は減少し、デザインや値段を重視する傾向となっている。輸入品の増加と市場の飽和、さらに約10年は持つ耐久消費財であることから、今後も需要が飛躍的に伸びることは期待できない。現在メーカーブランドでの販売を行っているのは数社であるが、問屋中心の商品作りから脱却し、抗菌・脱臭など高機能を備える付加価値の高い製品作りが生き残りのための急務になっている。
《業界情報サイト》
日本毛布工業組合(http://japanblanket.com)
 



「フィデリ・ビジネスマナー講座」 | お役立ちビジネス情報

>> ビジネスポータルサイト・フィデリ