タオル製造業(装身具・装飾品)|フィデリ・業種ナビ

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【タオル製造業】業界動向/マーケティング情報

 タオルの語源は浴布という意味を表すスペイン語のトアーリャ(Toalla)、もしくはフランス語のティレール(Tirer)からきた言葉ではないかといわれている。吸水、保温などの特性があり、サイズ・用途によってフェイスタオル、バスタオル、ビーチタオルなどに分類できる。
 
 日本におけるタオル生産は明治13年に大阪で始まり、以後名古屋、愛媛県の今治でも製造されるようになった。現在の産地は大阪の泉州地区と今治に集中しており、全国生産量の90%以上を占める。引っ越しやお歳暮などに渡す物の定番として贈答品需要が大半となっていたが、景気の低迷とともに贈答品需要が低迷、自家消費用の割合が高くなっている。消費者のニーズは多品種・小口化・ファッション化の傾向にある。
 
 平成17年の全国生産量は2万6126トン。5年前の平成12年(4万8569トン)から46.2%減と厳しい数字になっている。生産量減少の主な要因としては、低価格で攻勢をかける輸入製品の急増が挙げられる。平成17年の輸入量は7万9612トンと、全国生産量の約3倍。輸入国別に見ると中国からの輸入量(6万4719トン)が圧倒的で、次いでベトナム(1万2255トン)、インドネシア(1488トン)となっている。
 
 輸入量の増加と高性能の織機を有する国内大手メーカーに零細業者が太刀打ちできなくなっており、業者数も急減している。今後国内メーカーは国際分業制を確立することによりさらなるコストの削減を図り、輸入商品と競合しない高級品の生産や多品種小ロット生産で生き残りを図っていかなければならない。
 
 地場産業を世界に通用するブランドとして育成していく取り組みを中小企業庁の委託を受けた日本商工会議所と全国商工会連合会が支援する「JAPANブランド育成支援事業」に平成18年度の新規採択案件としてタオル産地を抱える泉佐野・今治商工会議所が選ばれた。泉佐野は「泉州こだわりブランドの構築」をテーマに見た目や価格ではなく「吸水性に優れ、風合いがよい」などタオル本来のよさをアピールした製品で国内外での知名度アップを狙う。今治は有名デザイナーがデザインした製品や、素材や織り方にこだわった付加価値の高い製品で、「今治ブランド」の確立に取り組む。
《業界情報サイト》
四国タオル工業組合(http://www.stia.jp)
大阪タオル工業組合(http://www.rinku.or.jp/os-towel)
経済産業省「繊維・生活用品統計」
 



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